前半32分、スペースに抜け出したなかで背後から倒されるもノーファウル判定

 スペイン1部エイバルへ移籍したFW武藤嘉紀は、現地時間3日に行われたリーガ・エスパニョーラ第5節バジャドリード戦(2-1)に2試合連続で先発出場し、後半31分までプレーした。5日には自身の公式インスタグラムに、前半32分にカウンターを仕掛けた際に背後から倒されながらもノーファウル判定となった決定的瞬間を“無言”で投稿。同僚のMF乾貴士も「絶対ファールやん」と反応している。

 武藤は2018年夏にニューカッスルへ移籍したが、2年間でリーグ戦出場は25試合のみ。今季はスティーブ・ブルース監督の構想外となり、退団が既定路線と見られていたなかで9月16日に乾が所属するエイバルへの1年間のレンタルが決まった。

 9月27日のリーガ第3節アスレティック・ビルバオ戦(1-2)で途中出場からスペインデビュー、続く同30日の第4節エルチェ戦(0-1)では初先発を飾ったなか、10月3日のバジャドリード戦では2試合連続でスタメン起用され、最前線に入った。

 試合は1-1で迎えた後半45分にエイバルのポルトガル代表DFケビン・ロドリゲスが値千金の決勝ゴールを挙げて、エイバルが敵地で勝利したが、武藤がインスタグラムに投稿したのは前半32分のシーンだ。

 エイバルは相手の攻撃をしのぎ、自陣ペナルティーエリア内から前線に大きくクリア。これに反応してスペースに飛んだボール目がけて猛ダッシュを仕掛けた武藤は、背後からバジャドリードのモロッコ代表DFジャワド・ヤミークにぶつかられてピッチに転倒したが、主審はファウルを吹かずにプレーを続行させていた。

 同僚の乾は「絶対ファールやん」と泣き笑いの絵文字でコメントすれば、武藤は「アキレス腱切れそうだったよ、これ。笑」と冗談交じりに、しばらく立ち上がれなかった“真相”を告白。一方で、ドイツ2部ハノーファーの日本代表MF原口元気は「足速くなってる…」と武藤のスピードに注目していた。

 自身初のスペインで結果を残せるか、武藤の新たな挑戦に注目が集まる。

Football ZONE web編集部