マルセイユのA・ゴンサレス、騒動後に脅迫メッセージ200万件、家族も脅しを受ける

 マルセイユのスペイン人DFアルバロ・ゴンサレスは、リーグ・アン第3節パリ・サンジェルマン(PSG)戦で勃発したブラジル代表FWネイマールとの人種差別騒動によって世界中から注目を集めた。フランス・プロリーグ機構(LFP)は発言を証明する十分な証拠がなかったとして両者は“不問”となったが、A・ゴンサレスの生活は一変したという。スペインのラジオ局「オンダ・セロ」のインタビューで実情を明かしている。

 PSGとマルセイユの一戦では、後半アディショナルタイムに両クラブの選手たちが衝突し、計5人が退場処分。PSGのブラジル代表FWネイマールに2試合、フランス代表DFレイバン・クルザワに6試合の出場停止処分が下った。

 ネイマールは試合後、A・ゴンサレスが人種差別発言をしたと訴えると、マルセイユ側もネイマールに日本代表DF酒井宏樹に対する人種差別発言があったと主張。最終的に発言があったことを証明する十分な証拠がなかったとして、LFPは両者に追加処分を科さないことを発表した。

 A・ゴンサレスは「オンダ・セロ」で、その後の生活について告白。何者かに電話番号を漏らされて批判めいたアプリメッセージが200万件届き、家族への脅しもエスカレートし、この約1カ月間、怖さがあったという。

「僕と僕の周囲へのダメージはとても大きい。1カ月家から出ていない。僕らはひどい時期を過ごした。単に僕だけではなく、僕の家族や周囲がひどい時期を過ごした。今は警察の手に委ねている」

 ネイマールに追加処分が下らなかったことには、「誤解だと信じたい」と無念さをにじませつつ、「こういう人物は僕が見るにも敬意を払うにも値しない」と一刀両断していた。A・ゴンサレスが沈黙を破ったことにより、ネイマール側も再び“口撃”に出るなど、何かしらの動きがあるかもしれない。

Football ZONE web編集部