バルサ退団のスアレスとラキティッチ、10年ぶり母国帰還のシルバら大物が選出

 新型コロナウイルスの影響により、例年とは異なるシーズン日程となるなか、現地時間5日に欧州主要リーグの夏の移籍市場が閉幕した。今夏も様々な選手の入れ替えがあったなか、リーガ・エスパニョーラ公式SNSでは全20クラブの獲得選手の写真を並べて「今夏最高の補強は誰か?」を呼びかけているが、その20人にビジャレアルの日本代表MF久保建英とエイバルのFW武藤嘉紀が選出されている。

 今夏のスペインの移籍市場で“主役”となったのは、昨季12年ぶりの無冠に終わったバルセロナだろう。最終的に残留となったものの、絶対的エースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの退団騒動は全世界のサッカーファンの関心を集めた。その一方で、大物ベテラン選手を“構想外”として放出を進め、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスはアトレティコ・マドリード、クロアチア代表MFイバン・ラキティッチは古巣セビージャと、スペイン国内で新天地を求めた。

 その他で今夏リーガに参戦した大物といえば、10年ぶりの母国帰還となった元スペイン代表MFダビド・シルバ。プレミアリーグのマンチェスター・シティで一時代を築いた34歳の技巧派レフティーは、レアル・ソシエダに加入し、そのプレーぶりが注目を集めている。

 そうした錚々たる顔ぶれとともに、リーガ公式は2人の日本人選手をノミネート。1人は保有元のレアル・マドリードからビジャレアルに期限付き移籍した、スペイン2年目の久保だ。開幕から5試合連続ベンチスタートとここまでは苦戦しているが、スペインメディアでウナイ・エメリ監督の起用法に疑問の声が上がるなど注目度は高い。ちなみに今回の20人には、オサスナに加入したFWアンテ・ブディミルと、ヘタフェFWクチョ・エルナンデスと昨季マジョルカで共闘した2人も選ばれており、コメント欄では久保とともに3選手が去ったことを悲しむ声も上がっていた。

 そしてもう1人の日本人選手が、ニューカッスルからMF乾貴士が長年活躍するエイバルに期限付き移籍した武藤だ。直近2試合連続でスタメン起用され、リーガ史上初めて同一クラブの日本人選手が同時出場を果たすなど歴史を塗り替えているが、スペイン初ゴールにも期待が高まる。

 果たして久保と武藤は、リーガ公式が選んだ20人の新加入選手の中で誰よりも眩い輝きを放てるのか。世界最高峰リーグで戦う日本人選手に、リーガも熱い視線を送っている。

Football ZONE web編集部