鉄壁の守備を誇るファン・ダイクの離脱で両サイドバックの攻撃的プレーに影響か

 かつてリバプールで活躍した元イングランド代表DFグレン・ジョンソン氏が、古巣について言及。右膝前十字靭帯損傷で手術を受けるオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクの代役として、ブラジル代表MFファビーニョの名前を挙げた。英紙「デイリー・ミラー」が伝えている。

 ファン・ダイクは2018年1月の加入以降、不動のレギュラーとしてリバプールの最終ラインに君臨。昨季は新型コロナウイルスで過密日程を強いられたなかでもプレミアリーグ全38試合でフルタイム出場を果たし、30年ぶりのリーグ制覇に貢献した。

 今季もここまでリーグカップを含む公式戦全8試合に出場と代えの効かない存在だが、現地時間17日のプレミアリーグ第5節エバートン戦(2-2)で相手GKジョーダン・ピックフォードと衝突して負傷交代。リバプールは翌18日、ファン・ダイクが右膝前十字靭帯損傷により手術を受けると発表した。

 ジョンソン氏は、「彼はNO1プレーヤーで、リバプールが失いたくなかった選手であることは明らか。彼がピッチにいれば、みんなのパフォーマンスが向上するというような選手の1人だ。間違いなく(離脱を)残念に思われる選手」とコメント。イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドとスコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンは、ファン・ダイクの恩恵を特に受けていた2選手で、大きな打撃を受けると見解を述べている。

ジョンソン氏は中盤が本職のブラジル代表MFファビーニョを代役CBに指名

「攻撃的サイドバックにとって、『ファン・ダイクがいるから、またはジョン・テリーがいるから、自分は走って戻らなくて大丈夫だ』と思えることほど良いことはない。彼らがボールを取ってくれると分かっているんだ。もし自分の肩越しに他の選手がいたら、そのような自信は生まれないので、完全に違うポジションにつかなければならない。この数年、トレント(アレクサンダー=アーノルド)でそれを見てきた。彼はたまに守備でひどい位置にいることがあるけれど、ファン・ダイクが絶対にカバーしてくれるのでまったく問題にならない。だから両サイドバックが変わる必要があるね」

 ただ、そのなかでもファン・ダイクの穴を埋められる素質を持つ選手としてジョンソン氏が挙げたのが、ファビーニョだった。中盤が本職の選手だが、リバプールは今夏にスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラを獲得して中盤の層は厚くなり、イングランド代表DFジョー・ゴメスや元カメルーン代表DFジョエル・マティプとともにセンターバックの選択肢に入れることも不可能ではない。

「2週間前の(2-0でチェルシーに勝った)試合で、ファビーニョがそれ(ファン・ダイクの役割)をするところを見たし、マン・オブ・ザ・マッチだった。後ろからゲームを組み立てられる選手が必要となるが、彼はボールを扱うのが非常に上手い。もちろんファン・ダイクありで試合をするほうが全然良いが、私はファビーニョが代わりになれると思う」

 果たして、ユルゲン・クロップ監督は21日に行われるUEFAチャンピオンズリーグのアヤックス戦以降、どのような選手起用を見せるのだろうか。

Football ZONE web編集部