CL公式インスタグラムが11年前のミラン時代に見せたワンプレーを回顧

 2000年代以降に世界中のサッカーファンを魅了したスーパースターの1人といえば、元ブラジル代表FWロナウジーニョだろう。今年3月には偽造パスポート使用により逮捕されるなど引退後は世間を騒がせているが、ピッチ上で披露してきた華麗なプレーの数々が色褪せることはない。そんな天才が最も輝いたのはバルセロナ所属時だが、2008年からプレーしたACミラン時代に見せた美技にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)公式インスタグラムが再脚光。遊び心にあふれた“吸い付きトラップ”の映像に、ファンからも「魔法のコントロール」「史上最高」など称賛の声が上がっている。

 ロナウジーニョが2003年から所属し、CL制覇など栄光に満ちていたバルサでの日々は、負傷もあって次第に下降線を描いていった。そして08年夏に、イタリアの名門ミランへ移籍。背番号「80」をつけたファンタジスタは、コンディション不良もあって全盛期の輝きこそ放てなかったものの、2年半の在籍でリーグ戦76試合19ゴールを記録。偉大なキャリアの1ページとして、ファンの脳裏に焼きついているのは間違いない。

 そんな稀代の天才が09-10シーズンのCLグループステージで輝きを放った。09年10月21日、バルサ時代からの“宿敵”レアル・マドリードの本拠地サンティアゴ・ベルナベウでの一戦。3-2の勝利に貢献したロナウジーニョだが、局面でのプレーでも魅せていた。

 CL公式インスタグラムが再注目したシーンでは、後方からの浮き球のクリアボールを相手DFセルヒオ・ラモスを背にしながら空中で胸トラップ。ボールはその場にフワリと上がり、着地した瞬間を狙って後方のラモスと前方からMFラッサナ・ディアッラが挟みにきた。だがロナウジーニョは慌てることなく、落ちてきたボールの勢いを殺す胸トラップを披露。右胸にまるで吸い付いたかのようなボールを前に押し出すと、ディアッラの手に一度当たったように見えたものの、そのままキープして味方にパスをつないだ。

 相手を翻弄する遊び心あふれたワンプレーを、CL公式が「ロナウジーニョのジャグリング」と綴って映像を公開。コメント欄にはファンから「魔法のコントロール」「史上最高」「絶対的なレジェンド」「ボールが彼の肩にくっついている」といった称賛の声のほか、対峙したラモスが手も足も出なかったことから「ラモスの悪夢」との声も上がった。

 11年の歳月が流れても、天才が披露したプレーは人々を魅了し続けているようだ。

Football ZONE web編集部