直近2試合で不発の“前線トリオ”、ヒュッター監督も満足せず

 開幕から好調だったフランクフルトの攻撃陣が、ここ2試合は鳴りを潜めている。FWアンドレ・シルバ、FWバス・ドスト、MF鎌田大地の3人は、ブンデスリーガ開幕戦から第3節までにシルバとドストがそれぞれ2ゴール、鎌田も1ゴール2アシストをマークしてフランクフルトの攻撃を牽引していた。しかし、18日の第4節ケルン戦(1-1)では決定的な得点チャンスを少なくとも4度作り出したにもかかわらず1ゴールしか取れず、さらに第5節バイエルン・ミュンヘン戦(0-5)では無得点に抑え込まれた。

 前線の3人が本調子ではないということは、指揮官であるアディ・ヒュッター監督も認めている。現地メディアの取材で3人について問われた同監督は、「コンディションが整っていて、さらにしっかりと集中している状態であれば、彼らは素晴らしいトリオだ。しかし、私の中では気が抜けているのではないかという感覚がある」とコメントし、監督自身も3人の現在のパフォーマンスに満足していないことを明かしている。

 また、ドイツ紙「ビルト」はフランクフルトに関する記事の中で、鎌田について特に言及している。同紙は「トリックスターのカマダは、ここまでのところコンスタントに良いパフォーマンスを披露しているとは言えない」と論評し、開幕5試合を終えて同選手のパフォーマンスに波があることを指摘。さらに「その一方で、カマダの代役を務めることのできる新加入のアミン・ユネスは、ここまでジョーカーとしてしっかりと役割を果たしている」と、ナポリから移籍してきたユネスのプレーを称賛し、このまま状態が上向かなければ鎌田の地位も安泰ではなくなると分析している。

 鎌田の同僚である元日本代表MF長谷部誠も、クラブ公式サイトのインタビューで、「今シーズンを実りのあるシーズンにしようという気持ちはチームの中にある。でも僕らは、その気持ちを試合で見せないといけないし、成功することに対してもっと貪欲でなければならない」とチームに奮起を促すなど、現在のフランクフルトはこのまま上位争いに留まっていくための正念場を迎えていると言える。そのため、攻撃の主軸を担う鎌田も、31日の次節ブレーメン戦では直近2試合の結果を埋め合わせるような、好パフォーマンスが求められてくるだろう。

Football ZONE web編集部