「敢えて挙げるなら」として、DF中澤氏、DF闘莉王氏、GK楢﨑氏の3名をセレクト

 今季限りでの現役引退を発表したジェフユナイテッド千葉の元日本代表FW佐藤寿人が26日、オンラインでの引退会見に登壇。至高のストライカーは、「対戦して燃えた相手」に3人の名前を挙げた。

 千葉のユース出身で、2000年に双子の兄・勇人(現クラブユナイテッドオフィサー)とともにトップチームに昇格した佐藤は、02年に出場機会を求めてセレッソ大阪へ移籍。その後、2年間プレーしたベガルタ仙台で結果を残し、05年にサンフレッチェ広島に新天地を求めた。広島では絶対的エースとして攻撃を牽引し、2012年にリーグ制覇を達成。同年は得点王(22ゴール)、シーズンMVP、ベストイレブンと個人タイトルを総なめにした。13、15年にも優勝を果たしたが、出場機会が減った16年シーズン終了後に広島を退団。名古屋グランパスを経て、19年から古巣の千葉に復帰していた。

 18歳でプロとなり、38歳まで21年間現役を続けた佐藤。「引退した実感が全然湧いていない」「すでにサッカーしたいと思っている。早くボールを蹴りたい」と率直な心境を明かしつつ、現役を続けるために取り組んだことをこのように明かす。

「若い頃に本当にたくさんの偉大な先輩たちから見て学んで、プロはこうあるべきだと感じながら自分なりに整理してきて、今に至ります。やはり向上心がなくなれば、プロとしてこの世界で生き残るのは難しいですし、伸びしろは若い選手があり、経験のある選手は伸びしろは少ないですが、経験ある選手も少ない伸びしろをどれだけ濃くし、結果に変えていくかを見ていくことで、向上心を持ち続けることはできます。何より、子供の時に純粋にプロになりたいと思い、プロになってから21年間上手くなりたいと思い続け、そのために何が必要かはしっかり考えて実践することが大事だと思います」

 そんな佐藤は、今までJリーグで対戦して「一番燃えたDF、GK」を尋ねられると、「どの選手も素晴らしい選手でしたし、非常にやりにくいのは感じていました」と断ったうえで、3人の名前を挙げた。

「全員もう引退しているので、それだけ長くやってきたかなという思いもあります。敢えて名前を出すとすると、DFであれば中澤佑二さんと(田中マルクス)闘莉王。GKで言うと、名古屋で時間をともにした楢﨑正剛さんが一番自分の壁となって立ちはだかったかなと思います」

 長年センターバックとして活躍したDF中澤佑二氏、DF田中マルクス闘莉王氏、元同僚でもあるGK楢﨑正剛氏に対し、佐藤はリスペクトの思いを伝えていた。

Football ZONE web編集部