【今オフ動向まとめ】日本代表GK権田、即戦力FWチアゴ・サンタナを補強 主軸のブラジル人トリオとの契約も更新

 Jリーグの2020年シーズンが終了し、来季に向けたチーム編成が動き始めている。すでに移籍のリリースが出始めているなか、各クラブは今オフにどのように歩みを進めていくのか。20年シーズンの成績とすでに発表されている戦力動向を踏まえながら、来季に向けた注目ポイントをポジションごとに展望していく。

 今季の清水エスパルスは、ピーター・クラモフスキー体制でシーズンをスタートさせたが、攻撃的なスタイルを目指すも序盤戦から低迷。11月に平岡宏章監督に交代し持ち直したものの、最終的に16位に沈んだ。新型コロナウイルスの影響により、来季のJ1は20チーム編成で「下位4クラブが自動降格」となるため、今オフは確実な戦力アップが求められるなか、清水のここまでの動きは的確で早い。

 新監督として、今季までセレッソ大阪を2シーズン率いたスペイン人監督のロティーナ氏を招聘。J2東京ヴェルディ時代を合わせて4年間、日本での指導経験は十分で、近年中位以下が定位置となっている清水をどのように変えていくのか、その手腕への期待が高まっている。

■FW編
 今季FW登録だった外国籍選手3人のうち、19試合5得点のFWジュニオール・ドゥトラと24試合3得点のFWティーラシン・デーンダーが退団。一方、10ゴールを奪いチーム得点王となったブラジル人FWカルリーニョス・ジュニオは契約を更新し、その新たなパートナーとしてポルトガル1部CDサンタ・クララからFWチアゴ・サンタナの加入が内定した。

 左利きの長身ストライカーは今季のポルトガル1部リーグで9試合7ゴールをマークし、得点ランキング2位タイという実績を誇る。カルリーニョス・ジュニオとの“ブラジル人コンビ”は、対戦相手にとって脅威の存在になりそうだ。

■MF編
 現時点で戦力の大幅な入れ替えはなく、退団が決定しているのはルーキーイヤーの2013年から8シーズン在籍したMF六平光成のみ。加入が内定しているのも、今夏にユースからの昇格が発表されていたMF成岡輝瑠の1人だ。

 今後大きな動きが起こる可能性はあるが、絶大な存在感を発揮していたブラジル人MFヘナト・アウグストは契約を更新、また苦しいシーズンの中で全34試合に出場したMF西澤健太、プロ1年目で30試合に出場した19歳MF鈴木唯人ら日本人選手の能力を、ロティーナ新監督がどのように引き出すのかが注目される。

■GK&DF編
 今季喫した70失点はリーグワーストであり、来季に向けた守備の整備は今オフの最も重要なポイントと言える。そのなかでクラブは、日本代表GK権田修一をポルティモネンセから期限付き移籍で獲得することに成功。今季のポルトガル1部リーグでは出場機会に恵まれていなかったものの、10月と11月の日本代表戦では安定したプレーを見せており、その実力はもちろん日本トップクラスだ。

 そして最終ラインはDF金井貢史ら3選手の退団が発表された一方、ブラジル人DFヴァウドの残留が決定。また新たな補強の噂も一部メディアで報じられており、守備立て直しに向けた動きは今後さらに加速しそうだ。

Football ZONE web編集部