【今オフ動向まとめ】長澤&エヴェルトンが退団し、若手の金子やサイドアタッカーの田中を獲得

 Jリーグの2020年シーズンが終了し、来季に向けたチーム編成が動き始めている。すでに移籍のリリースが出始めているなか、各クラブは今オフにどのように歩みを進めていくのか。20年シーズンの成績とすでに発表されている戦力動向を踏まえながら、来季に向けた注目ポイントをポジションごとに展望していく。

 今回取り上げるのは浦和レッズ。20年シーズンは「3年計画」の1年目を大槻毅監督に託し、結果はJ1リーグ戦で10位となった。シーズン終盤には大槻監督の20年シーズン限りでの退任が発表され、すでに後任としてリカルド・ロドリゲス監督(徳島ヴォルティス)が就くことも発表されている。

 ロドリゲス監督の就任リリースで、戸苅淳フットボール本部本部長は「2022年のリーグ優勝を視野に、監督の選定を行いました」と明かしている。クラブとして設定した目標に向けて、新指揮官とともに的確な補強を進めることが求められるだろう。

■FW編

 ここまで戦力の出入りが発表されていないポジションだ。来季も引き続き、9年連続の二桁ゴールを達成したFW興梠慎三、そして初のJ1挑戦でチームトップの11得点を記録したFWレオナルドの2人が中心となりそうだ。

 今後の動き次第ではあるものの、FW武藤雄樹、FW杉本健勇と実績十分なアタッカーを揃えており、ロドリゲス監督の采配によってリーグ屈指の攻撃陣に“化ける”可能性も秘めている。

■MF編

 FWと対照的に、大量の加入・放出がすでに発表されている。そのなかでも影響が大きいのは、MF長澤和輝の名古屋グランパス移籍だろう。さらに20年シーズンに29試合に出場したMFエヴェルトンも契約満了で退団。センターラインの主力2選手の離脱は、チームが変革の時期にあることを感じさせる。

 長澤やエヴェルトンが主戦場としていた中盤センターには、22歳のMF金子大毅を湘南ベルマーレから獲得。サイドには打開力に優れるMF田中達也を大分トリニータから獲得しており、このあたりから新指揮官の“哲学”も見えてくるかもしれない。

■GK&DF編

 DF岩武克弥が横浜FCに完全移籍し、高卒新人2選手が加入。さらに28日には大きな動きがあった。DF鈴木大輔がジェフユナイテッド千葉に完全移籍し、GK福島春樹、DF荻原拓也の両選手は京都サンガF.C.に期限付き移籍。そしてDF西大伍がヴィッセル神戸から、GK塩田仁史が栃木SCからそれぞれ完全移籍で加入した。

 傾向として出場機会の少なかった若手を期限付き移籍で放出し、経験豊富で計算のできるベテランを加えるという判断は、特に守備陣においてはプラスに働く可能性が高そうだ。20年シーズンの西はJ1リーグ戦26試合出場、塩田もJ2リーグ戦12試合出場を記録しており、年齢から来る稼働率の低下も心配する必要はないだろう。

Football ZONE web編集部