経済的な問題が残るものの、「楽観的な見方もある」とAS紙指摘

 ビジャレアルの日本代表MF久保建英は、ウナイ・エメリ監督の構想外となり今冬の退団が決定的となっている。移籍市場は現地時間4日から解禁されるなか、スペイン紙は久保の去就動向に触れ「月曜日に正式なものになる可能性がある」と展望している。

 スペイン2年目の久保は、今季保有元のレアル・マドリードからビジャレアルに期限付き移籍。UEFAヨーロッパリーグ(EL)ではグループステージ5試合に先発して1得点3アシストの成績を残した一方、リーグ戦では13試合でピッチに立ってきたが、先発出場はわずか2回でノーゴールノーアシスト。第14節オサスナ戦(3-1)では今季初めて出場機会が巡って来ず、21年最初の試合となった第17節レバンテ戦(2-1)で今季初のメンバー外となった。

 ビジャレアルでの出番が減ったことで今冬の移籍が囁かれていたなか、ウナイ・エメリ監督はレバンテ戦後に久保自身が移籍を希望していることを明言。冬の移籍市場は今月4日から解禁され去就動向が注目されているなか、スペイン紙「AS」は「久保のホットアワー」と見出しを打ち、新天地の有力候補とされるヘタフェへの再レンタルについて、次のように展望している。

「久保建英のチーム交代が近づいてきた。ビジャレアルでの分を持たなくなった日本人は、ヘタフェが彼に提示したローンのオファーを受け入れることを決定した。交渉はまだ終わっていないが、同選手の環境は、今日月曜日には正式なものになる可能性がある」

 久保の移籍に関して「AS」紙は、ビジャレアル、ヘタフェそして、保有元であるレアルの3クラブの思惑を踏まえたうえで実現性の高さを指摘し、ヘタフェのホセ・ボルダラス監督が久保を必要な戦力として求めていることにも触れている。一方で、「唯一の障害」として挙げているのが経済的な問題だ。

 ビジャレアルは昨夏、久保のレンタル移籍でマドリードに250万ユーロ(約3億1000万円)を支払っており、今回の移籍が成立した場合、その一部をヘタフェ側が負担することを求めているという。決して裕福ではないヘタフェ側は難色を示しているとされ、レアル側も金銭額を引き下げるつもりはなく、2クラブ間での合意を求めているという。

 こうした問題が懸念されているものの、記事では「全ての関係者が久保のヘタフェ行きに興味を持っているように、楽観的な見方もある」とも指摘されており、交渉が上手く進めば久保のヘタフェ行きは一両日中に決まるかもしれない。

Football ZONE web編集部