サットン氏は故障者続出や昨季優勝の実績、今季の可能性もまだ残っていると主張

 リバプールは現在、リーグ戦4連敗と不調が続いている。一部ではユルゲン・クロップ監督退任を求める声も上がるなか、かつてチェルシーなどでプレーした元イングランド代表FWクリス・サットン氏は、もし今季を11位以下で終えたとしても、ドイツ人指揮官はクラブに残るべきとの見解を示している。英紙「デイリー・メール」が伝えた。

 リバプールは2018-19シーズンにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制し、昨季は悲願のプレミア初優勝に輝いた。今季は守備の要であるオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクら主力の負傷などもあって苦戦を強いられ、2月20日のリーグ第25節エバートン戦の黒星(0-2)でクロップ体制となってから初のリーグ戦4連敗。25試合消化時点での成績は暫定6位(11勝7分7敗)となっている。

 サットン氏も現役時代、似たような経験をしている。1994-95シーズン、サットン氏が所属していたブラックバーンは81年ぶりにリーグ制覇を果たしたが、翌シーズンは不振に陥り、当時の指揮官であるケニー・ダルグリッシュ氏は辞任した。

 ただ、サットン氏は「デイリー・メール」の自身のコラムで、ブラックバーンにもリバプールにも共通していることとして、「酌量すべき事情」があると指摘。リバプールの場合、スランプに陥った背景に“泣きっ面に蜂”状態を挙げている。

「負傷者が続出し、それにより守備陣が枯渇状態となり、中盤選手がディフェンスの穴を埋めなければならなくなった。最近ではジョーダン・ヘンダーソンも故障に見舞われている」

 そのことから、クロップ監督は退任すべきはないとサットン氏は主張している。

「彼は30年ぶりにチームをリーグ優勝に導いた。一定の理解を示されるべきだ。まだ今季の優勝の可能性がすべて失われたわけではない。まだチャンピオンズリーグがある。ライプツィヒとの第1戦ではいいパフォーマンスで、2-0で勝利した。クロップ退任の噂は馬鹿げているし、アンフェアだ。リバプールは今季、プレミアリーグにおいて下半分(11位以下)で終わる可能性もあるが、クロップは仕事を続けるべきだ」

 クロップ監督自身、辞任や休暇を取る可能性の噂について「どちらもない」と否定しているが、リバプールの低調がさらに続くとなれば、その座も安泰とは言えないかもしれない。

Football ZONE web編集部