守備的スタイルの煽りを受け、出番を減らした久保の"現在地"に注目

 日本代表MF久保建英は、今冬の移籍市場でヘタフェに期限付き移籍したが、リーガ・エスパニョーラの直近3試合で先発落ちとなるなど苦しい状況が続く。ビジャレアル時代と同様、ヘタフェでも出場機会が限られるという”負のサイクル”に晒されている現状を受け、スペイン紙は「ヘタフェの不調の中で主役の役目を失う被害者になっている」と見解を綴っている。

 久保は昨夏に強豪ビジャレアルへの期限付き移籍したものの、ウナイ・エメリ監督の下で思うように出場機会を得られず、1月8日にレンタル打ち切りが決定し、ヘタフェへ“再レンタル”。11日の第18節エルチェ戦(3-1)で途中出場から新天地デビューを果たすと、その後は4試合連続でスタメン出場を果たした。

 しかし、9日に行われた第1節順延分のレアル戦(0-2)でベンチスタートとなると、そこから3試合連続の先発落ちとなりチームも6戦未勝利、泥沼の4連敗中。出場機会を求めていたはずの久保に十分な出番が回っていない現状を受け、スペイン紙「マルカ」はチームとの相性について見解を綴っている。

 何より結果が欲しいヘタフェは現在、ホセ・ボルダラス監督が守備的スタイルに回帰。攻撃を活性させる働きに期待が寄せられていた久保はその煽りを受ける形となり、チームの成績が下降線を辿るとともに、久保の存在感も薄れていった。守備に軸足を置いた戦術について、マルカ紙は「日本人選手には合うものではなかった」と指摘。そのうえで「ボルダラスのプランの中で中心になることが期待されていたが、ヘタフェの不調の中で主役の役目を失う被害者になっている」と、厳しい現状に触れている。

 限定的な起用が続いたビジャレアル時代と同じような境遇に晒されていることから、「歴史が繰り返されている」と記事内で苦境を報じられた久保。ヘタフェでも立ち塞がった起用法の壁を、自ら打開することはできるだろうか。

Football ZONE web編集部