チャナティップがクラブ最高の2億1590万円、外国籍4選手が1億円以上

 2021シーズンのJ1リーグがいよいよ26日に開幕する。今オフの移籍市場では各クラブが多くの選手を入れ替えたが、結果としてどのくらいの戦力を有しているのか。その一つの目安となるのが、市場価格の合計額だ。

 ドイツの移籍情報専門サイト「transfermarkt」では、世界中のサッカー選手の市場価格を随時更新しているが、この市場価格は選手たちの“推定移籍金”に近い意味を持っている。この市場価格を比較・分析しながら、今季開幕時のJ1リーグ各クラブがどれだけの戦力を抱えているかを考察していこう(※登録選手リストはクラブ公式サイトを参照)。

■北海道コンサドーレ札幌(昨季12位/10勝9分15敗)
選手市場価格総額:17億3037万5000円
チーム内最高額選手:チャナティップ(2億1590万円)

 北海道コンサドーレ札幌は今季、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の就任4シーズン目を迎える。2018年にクラブ史上最高位となる4位になって以降、10位、12位と中位に位置しているが、今季は上位進出を目指すシーズンとなる。

 ペトロヴィッチ監督は、オフにオーストリアに帰国した際、左大腿骨を骨折してチームへの合流が遅れた。それでもチームの主力は残留しており、確固たる基盤のあるなかでシーズンを迎えられることは、大きな強みとなるだろう。

 市場価格を見ても、唯一の2億円超え(2億1590万円)でクラブトップのタイ代表MFチャナティップから11位のDF田中駿汰(6350万円)まで、ずらりと昨季も在籍していた選手たちの名前が並ぶ。昨季58失点を喫した守備面に改善が求められるが、市場価格がチーム12位のDF柳貴博(5080万円)、同16位のDF岡村大八(4445万円)といった新戦力は、マンツーマンディフェンスを行うチームの選手層に厚みをもたらすことが期待されている。

 昨シーズン、活躍を見せた大卒ルーキーの田中、MF高嶺朋樹、MF金子拓郎は3選手ともに4000万円以上の評価額となり、市場価値を大きく高めている。今季のルーキーでは、明治大から加入のFW小柏剛、法政大から加入のGK中野小次郎は、すでに昨季特別指定選手としてJデビューを果たしており、小柏は635万円、中野は1905万円という市場価格が付いている。来年には彼らが自分たちの価値を大幅に高めることも十分にあり得るだろう。

新外国籍FWガブリエルの評価額は3175万円

 同じ新戦力として期待がかかるのが、ナイジェリア代表歴を持つFWガブリエルだ。市場価格では3175万円で、クラブのFW陣のなかでは1億2700万円のFW菅大輝、1億795円のFWアンデルソン・ロペスに次ぐ3番手の評価だが、25歳のレフティーが新たな前線の柱となるのかが注目される。

 もう1人、今季の札幌を語るうえで欠かせない存在が、1年半ぶりに札幌へ復帰した元日本代表MF小野伸二の存在だ。フェイエノールト時代の2004年には7億1120万円(560万ユーロ)の市場価格を誇った天才ゲームメーカーは、41歳になった今も錆びつかないテクニックで攻撃を組み立てるはず。クラブ史上初の国内三大タイトル獲得に向け、二桁順位となった過去2年の経験をバネにしたいところだ。

Football ZONE web編集部