終盤に追いついて勝ち点1を拾ったが、“自分たちらしいサッカー”はできず

 FC東京は、J1リーグ開幕戦となった2月27日の浦和レッズ戦で1-1の引き分けに終わった。長谷川健太監督は、「外国人選手の合流が遅れてまだ本調子ではない」と、新型コロナウイルスの影響があるなかでの難しさがゲームに影響したと口にした。

 昨季のFC東京は新型コロナウイルスの影響や、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の変則日程もあり、年明けにルヴァンカップ決勝を戦ってタイトルを獲得。そこから短いオフを挟んで今季に向かうことになったが、ブラジル人選手たちは帰国した後、入国時の隔離期間もあって合流が遅れた。

 そうしたなかで迎えた開幕戦、浦和がリカルド・ロドリゲス新監督になってマイボールを大事にする戦術に変化したこともあるが、その変化と同じくらいFC東京の迫力も出なかった。前線にFWディエゴ・オリヴェイラ、FWレアンドロが入り、中盤にはMFアルトゥール・シルバも入ったものの、ボールを奪った後の攻撃で相手DFたちに自由を奪われてしまう場面が目立ってしまった。

 長谷川監督は「前の推進力が足りずに東京らしいサッカーができなかった」と話し、後半29分には先制点を献上。それでも途中出場のFW田川亨介がファウルを受けて得たフリーキックを同じく途中出場のMF三田啓貴が蹴ると、DF森重真人が頭で押し込んで追いついた。指揮官は「途中から出た選手の気持ちがチームに伝わったと思う。全員で勝ち点1を拾った」と、敗戦を免れた試合に一定の納得感を示した。

 FC東京の推進力が、前線のブラジル人アタッカーによる部分が多いのは事実だろう。シーズン序盤の過密日程となるなかで、彼らのコンディションが上がってくるまではこの日に途中出場したFW永井謙佑も含め、日本人アタッカーたちが奮起する必要がありそうだ。

Football ZONE web編集部