リーガ・エスパニョーラが最新の給与制限発表、コロナで打撃のバルサはさらなる苦境へ

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受けて、昨年11月に約2億5000万ユーロ(約320億円)もの人件費削減を強いられたバルセロナ。しかし、2日にリーガ・エスパニョーラが発表した最新の給与制限でさらなる人件費カットを求められ、財政的苦境が続いている。英紙「デイリー・メール」が伝えた。

 バルセロナは新型コロナウイルス禍で、およそ10万人を収容できる本拠地カンプ・ノウでの試合が無観客となったことなどから経営面に大きなダメージを受けた。2019-20シーズンには、活動停止期間中の給与を70パーセント以上のカットで合意。さらに昨年11月には、無観客試合が続いたことから再び大幅な人件費削減を講じていた。

 そんななか、今回リーグ側は予算を3億8000万ユーロ(約490億円)から3億4700万ユーロ(約450億円)への9パーセント引き下げを要求。すでに10億ユーロ(約1290億円)の負債を抱えて悲惨な財政状況にあるバルセロナに、さらなる人件費削減を求めたというのだ。

「デイリー・メール」紙によると、バルセロナのほか、現在リーグ首位に立つアトレティコ・マドリードの予算も、2億5200万ユーロ(約325億円)から14パーセント減の2億1700万ユーロ(約280億円)に削られ、他にもセビージャ、バレンシア、ビジャレアル、アスレティック・ビルバオなどの主要クラブも予算カットとなったという。

 一方、バルセロナの最大のライバルであるレアル・マドリードは、今冬の移籍市場後に予算が増加した数少ないクラブの1つ。ジネディーヌ・ジダン監督率いるレアルの予算は4億6800万ユーロ(約605億円)から4億7300万ユーロ(約610億円)に増え、今夏にフランス代表FWキリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン)やノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランド(ドルトムント)獲得を目論むクラブには朗報。さらに、トッテナムに期限付き移籍中のウェールズ代表FWギャレス・ベイルも放出できれば、年俸1300万ポンド(約16億8000万円)を節約できることになる。

 長年に渡ってリーガの覇権を争い続けるレアルとバルサだが、コロナ禍における“お財布事情”ではレアルに軍配が上がりそうだ。

Football ZONE web編集部