ウルブスFWトラオレが試合終盤に披露した3人抜きに英メディア注目

 リバプールは現地時間15日、プレミアリーグ第28節でウォルバーハンプトンと対戦し、1-0で勝利を収めた。相手FWアダマ・トラオレに爆発的なドリブル突破で3人抜きされるなど、多くの危機を迎えた。試合後、両チームの指揮官はトラオレの強烈な存在感に言及している。英紙「メトロ」が報じている。

 昨季プレミア史上最速優勝を達成したリバプールだったが、今季は厳しいシーズンを強いられている。一時は首位に立っていたが、負傷者が続出したことで攻守のバランスが一気に崩れ、直近のリーグ戦7試合で6敗、要塞として知られていた本拠地アンフィールドではクラブ創設以来、初となる6連敗を喫し“トップ4”が遠のく状況となっていた。

 第28節ウルブス戦では前半アディショナルタイムにポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタが、古巣相手に決勝弾を奪ったが、試合終盤にはウルブスの猛攻に苦しめられた。特にリバプールの守備陣にピンチをもたらしたのが、“爆速フィジカルモンスター”のトラオレだった。

 後半アディショナルタイム、右サイドでボールを受けたトラオレが鋭く反転してトルコ代表DFオザン・カバクをかわすと、爆発的な加速で元イングランド代表MFジェームズ・ミルナーのスライディングタックルを振り切り、詰めたブラジル代表MFファビーニョを弾き飛ばすドリブルでペナルティーエリアへと侵入。最後はクロスが大きくなってしまったため、決定機には至らなかった。

 それでも試合後、ユルゲン・クロップ監督は「実際、トラオレのスピードは、瞬間的に防御不可能だ」と対戦相手のアタッカーの脅威を振り返り、ヌーノ・エスピリト・サント監督は「我々やチームメートが、アダマの凄みを実感した瞬間だった。アダマは唯一無二で、特別な存在だ」とコメントを残している。今季はリーグ戦ノーゴールと結果を残せていないが、その圧倒的なスピードがプレミア屈指の武器であることは間違いないだろう。

Football ZONE web編集部