大幅なパフォーマンス改善が必要とリーチ記者やリバプール地元紙が指摘

 日本代表MF南野拓実は、今季シーズン途中にサウサンプトンに期限付き移籍となったが、ラルフ・ハーゼンヒュットル監督から完全には信頼を得られていない状況にある。英地元紙「リバプール・エコー」は、今季残り試合でポジションを確保するためにはもっとパフォーマンスを向上する必要があるとの見解を示している。

 南野は2月6日のプレミアリーグ第23節ニューカッスル戦(2-3)で新天地デビューを果たすと、いきなり移籍後初ゴールをマーク。さらに第25節チェルシー戦(1-1)ではビッグクラブを相手に貴重な先制点を奪い、チームの連敗記録を「6」でストップする貢献を見せた。リーグ出場時間はすでにリバプールの時の1.4倍だ。

 ところが、この3試合以降は影響力が小さくなり、出場時間もやや限られている。「リバプール・エコー」紙は、「サウサンプトンは南野を気に入っていたと見られ、1月に彼が市場に出たことに驚き、獲得のチャンスに飛びついた。ハーゼンヒュットル監督はチームにさらなる厚みを加えるようとしているため、適切な価格であれば、当初は夏での契約にも関心を示していただろう」としたが、英メディア「Hampshire Live」のサウサンプトンを担当するトム・リーチ記者のコメントなどから、今は南野はハーゼンヒュットル監督から完全には信頼されていないとの見解を示している。

 リーチ記者はポッドキャスト番組「Blood Red」で、現地時間14日のブライトン戦(1-2)での南野について、「序盤に披露したゴールで見せたようなクオリティーを十分に発揮できなかった。彼は試合で静かだったし、長時間にわたり静かだった」と言及。現在のサウサンプトンの状況を考えると、加入したのは良い時期ではなかったとしつつも、ハーゼンヒュットル監督の「南野にもっと期待していると言って、65分に彼を交代させた」「今のところ彼の周りに良い選手はいないのだから、彼にそこまで期待するのは無理だ」というコメントも伝えた。

 また、指揮官のお気に入りであるスコットランド代表MFスチュアート・アームストロング、イングランド代表MFネイサン・レドモンド、マリ代表MFムサ・ジェネポ、イングランド人ネイサン・テラに加え、負傷離脱中の元イングランド代表FWセオ・ウォルコットが戻れば、「中盤の競争は激しくなる。彼がポジションを確保するためにはパフォーマンスを向上させなければならない」ともリーチ記者は語っている。

 そして、記事では最近の南野について、「ほかのチームメイトと同様に、適切なエリアに入ってはいるものの、正しいラストパスやシュートを見つけられずにいる。(ユルゲン・)クロップ監督にリバプールでの将来を確信させる、またはハーゼンヒュットル監督の下でセインツへの完全移籍を勝ち取るためにも、この点を大幅に改善する必要がある」と指摘している。

 国際Aマッチウィーク後、南野は定位置奪取に向けてアピールできるだろうか。

Football ZONE web編集部