チームの若返り推進へ久保を来季戦力へ? ペレス会長の思惑を現地紙報道

 スペイン1部ヘタフェの日本代表MF久保建英は、直近のリーグ戦で初アシストをマークする働きを見せたものの、チームでは主力として確固たる地位を築けていない。そんななかスペインメディアは、保有元であるレアル・マドリードの動向に触れ、フロレンティーノ・ペレス会長が「久保の復帰を望んでいる」と報じている。

 久保は今冬の移籍市場でビジャレアルとの期限付き移籍を打ち切り、ヘタフェへ“再レンタル”。加入当初は主力として活躍していたものの、ここ7試合中6試合で先発から外れている。直近のリーグ第28節エルチェ戦(1-1)では7試合ぶりにスタメン起用され、移籍後初アシストをマークする働きを見せたものの、ビジャレアルでのシーズン前半戦を含め、思い通りに事を運べていない。

 今シーズンも終盤戦へと突入していくなかで、気になるのは来季の動向だろう。今季いっぱいまでのレンタル期間を終えると久保は保有元のレアルへ戻る形となるが、戦力として計算が立つかは未知数。こうした状況ながらも、ペレス会長は久保の来季復帰を望んでいるという。

 スペイン紙「Diario Que」の報道によると、ペレス会長はチームの若返りを積極的に進めたい意向を持っているとされ、「新しい時代をスタートさせたいと思っている。会長は久保建英の復帰を望んでいる」と指摘している。

 もっとも、久保のレアル復帰に対し、チームを率いるジネディーヌ・ジダン監督は慎重な構えを崩していない。フランス人指揮官は久保の才能を認めているものの、ビジャレアルやヘタフェで定位置を掴んでいない状況でレアルに戻すのは時期尚早と考えていると、同メディアは指摘。そんなジダン監督の思惑もペレス会長には”お構いなし”で、記事では「久保が秘めるクオリティーは信じられないほど高く、彼の左足は非常に恵まれている。この理由から、ペレス会長は久保がレアル・マドリードで鍛え上げることを望んでいる。クラブ内では誰もこの日本人がクラブの将来において重要な存在になることを疑っていないが、会長はそのプロセスを早めたいと考えており、来シーズンに彼が残れば大きな貢献ができると考えている」と綴られている。

 ペレス会長の構想通りに進むと、来季はレアルの一員に組み込まれる可能性もある久保。ジダン監督の思惑もあるなかで、去就動向は今後どのような展開へと発展するだろうか。

Football ZONE web編集部