ヒュッター監督の退任決定、FWアンドレ・シウバやMFコスティッチ流出の可能性も指摘

 元日本代表MF長谷部誠と日本代表MF鎌田大地が所属するフランクフルトについて、ドイツ紙「ビルト」が「もうすぐフランクフルトは崩壊する」と題した記事を掲載し、来季はクラブの主要な顔ぶれが大きく変わり、それによって厳しい戦いを強いられる可能性があると予想している。

 チーム崩壊の最初の理由として最初に挙げられているのが、クラブ首脳陣の去就だ。13日にフランクフルトはアディ・ヒュッター監督の退任を発表。23年6月末まで残っていたフランクフルトとの契約を解消した同監督は、来季のドルトムント入団が決まった現指揮官マルコ・ローゼの後任を探していたボルシアMGの新監督に就任。同紙によれば、フランクフルト側には契約解消による違約金として750万ユーロ(約9億8000万円)が支払われるという。

 また、スポーツディレクターのブルーノ・ヒュブナー氏も任期満了で、今季終了後に退団することが今年2月に正式発表されており、さらに取締役兼スポーツ部門統括責任者のフレディ・ボビッチ氏にはヘルタ・ベルリンからオファーがあり、同氏はフランクフルトに退団の意思を伝えたともビルト紙は伝えている。

 そして主力選手が流出する可能性も指摘されている。

 今季リーグ戦26試合で23ゴールをマークしているポルトガル代表FWアンドレ・シウバ、チーム内アシスト数1位(14アシスト)のセルビア代表MFフィリップ・コスティッチに他クラブからオファーが来るのは確実な情勢で、さらにコスティッチに関しては3000万ユーロ(約39億円)以上のオファーが来た場合にはフランクフルトとの契約を解除できるとの条件が現在の契約書に含まれているため、ビッグクラブが獲得に動き出せば引き留めるのは難しいと見られている。

 昨年12月から調子が上向き、直近のリーグ戦16試合で12勝をあげる驚異的な勢いで順位を一気に押し上げ、現在4位につけているフランクフルトには、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得(4位以内)の可能性も十分にある。しかし、そうした群を抜くハイパフォーマンスを見せていることで、その立役者であるクラブ首脳陣と主力選手が他クラブから引き抜きのターゲットとして狙われる状況になっているようだ。

Football ZONE web編集部