2試合ぶり先発の久保は左サイドハーフでフル出場、バルサFWメッシが2得点1アシストの活躍

 ヘタフェは現地時間22日、リーガ・エスパニョーラ第31節でバルセロナと対戦し、敵地カンプ・ノウで2-5と敗れた。日本代表MF久保建英にとっては下部組織時代を過ごした古巣との対戦になったが、2試合ぶりにスタメンに名を連ねて左サイドハーフとしてフル出場。精力的な守備を見せると、自らのチャンスメークから2ゴールに関与。試合には敗れたものの、久保は好守両面で存在感を発揮していた。

 直近のリーグ戦13試合でわずか1勝(5分7敗)のヘタフェは、31試合終了時点で15位と低迷。降格圏の18位ウエスカと勝ち点4差と予断を許さない状況となっている。前節は優勝争いを演じるレアルとホームでスコアレスドロー。久保は保有元との対戦になったが出番は訪れず、チームは貴重な勝ち点1を得ていた。

 そして中3日で迎えた今節、ヘタフェは強豪バルサの本拠地に乗り込む。カンプ・ノウ“凱旋”となった久保は2試合ぶりの先発出場となり、4-5-1の左サイドハーフでプレー。実力差を考えると守備的な試合展開になることが予想された。

 立ち上がりからバルサがボールを保持するなか、開始3分にFWリオネル・メッシが強烈な左足シュート。ヘタフェGKダビド・ソリアが見送るもクロスバーに嫌われる。さらに同8分、中央からMFセルヒオ・ブスケッツが相手最終ライン間にスルーパスを送ると、メッシがギリギリで抜けて左足でゴール。逆転優勝を狙うバルサが幸先良く先制した。

 その直後、久保がチャンスを迎える。同9分、ヘタフェの右サイドからGKとDFラインの間に鋭いクロスが送られると、久保はニアサイドに飛び込み左足ボレーで合わせたが、シュートはゴール上へ。この時、久保と競り合って足を痛めたDFオスカル・ミンゲサがピッチを離れているなか、同12分、ヘタフェは左サイドで久保からネマニャ・マクシモヴィッチ、ククレジャとトライアングルでつないで突破。ククレジャのクロスをFWアンヘル・ロドリゲスが右足で合わせたシュートがバルサDFクレマン・ラングレに当たり、オウンゴールとなって同点に追いついた。

 その後も圧倒的にバルサがボールを保持すると、同28分にヘタフェに信じられないミスが生まれる。バルサMFペドリがドリブルで仕掛けたボールがヘタフェゴールに向かってこぼれ、DFソフィアン・チャクラはバックパスを選択。だがGKソリアは前に飛び出しており、ボールは無人のゴールに吸い込まれてしまった。

 痛恨の失点を喫したなか、久保は同31分に自陣左サイドでのカットから約60mを突破するシーンを作ったが、シュートチャンスは作れず。逆に2分後、バルサは右サイドを抜けたメッシの右足ボレーシュートが左ポストを直撃するも、跳ね返りがGKソリアの背後を通って再びメッシのもとへ。ポストとの絶妙なワンツーとなり、メッシが“角度ゼロ”から左足で流し込み3-1とリードを広げた。

 後半開始からヘタフェは3人、バルサが2人を選手交代したが、試合の流れは変わらず、バルサが圧倒的にボールを保持する。MFカルレス・アレニャがベンチに下がったなかで、久保は左サイドで何度かチャンスを作っていく。そして後半22分、こぼれ球を競り合った久保がボールを保持してドリブル突破。グラウンダーのクロスを送ると、FWエネス・ウナルがペナルティーエリア内でバルサDFロナルド・アラウホに踏まれて転倒。一度、試合は流れるもののVARの介入によってPKが宣告され、これをウナルが決め、ヘタフェは1点差に詰め寄った。

 久保はその後も精力的な守備を見せながらフル出場。チームは同42分にCKから1点を失い、後半アディショナルタイムにもPKで失点して2-5で敗れたものの、強豪相手のアウェーゲームで攻守に存在感を発揮した。

Football ZONE web編集部