アズーリの歴史を彩ったFK名手の得点シーンをイタリア代表公式SNSが回顧

 ワールドカップ(W杯)優勝4回を誇るイタリア代表は、これまで数々の名選手を輩出してきた。伝統的に“カテナチオ”と呼ばれる守備的な戦術を採用してきたなか、限られたセットプレーのチャンスを確実に生かす名キッカーも歴代のチームを支えてきた。イタリア代表公式インスタグラムは、過去の代表戦で生まれた「5つの偉大なFK弾」を選出し、映像を公開している。

「アズーリの魔法」と綴られた投稿には、5人のFKキッカーによる1分40秒の映像が添えられている。一番手として登場するのは、“ファンタジスタ”の代名詞とも呼べるFWロベルト・バッジョだ。1989年のウルグアイ戦での一撃は、バッジョらしいこすり上げるキックから強烈なカーブがかかったシュートがゴール左隅へ吸い込まれると、相手GKは見送ることしかできなかった。

 2人目に登場したのは、2006年ドイツW杯制覇に貢献した“マエストロ”ことMFアンドレア・ピルロ。2013年サンマリノ戦での一撃は、約25メートルのロングレンジからゴールの枠外から巻くようにして正確に右上隅を射抜いた。3人目は、今回紹介された5人の中では異質なタイプとなるFWファブリツィオ・ラバネッリ。泥臭いスタイルでゴールを量産したストライカーだったが、左足から繰り出されるキック精度は高く、1996年モルドバ戦でFK弾を叩き込んでいる。

 そして4人目に登場したのがFWアレッサンドロ・デル・ピエロだ。数々の芸術的なFKを決めてきた天才は、1998年スイス戦でも見事なゴールを決めている。ゴール正面右寄りの位置からのFK。相手6人が壁に入るなか、相手GKはキッカーから見て右サイド側へのシュートを読んでいたが、デル・ピエロはその裏をかき、GKが立つ左サイド側の狭いスペースを突くシュートを選択。ここしかないというコースに飛んだボールがネットを揺らした。

 最後に紹介されたのは、2004年のベラルーシ戦で決めたFWフランチェスコ・トッティの豪快な一撃。5人の中では最もスピードの速いパワフルなシュートで、ファーサイドにカーブ弾を撃ち込んだ。イタリアのサッカー史にその名を刻む名手たちのFK弾は、どれもが美しいものばかり。芸術的な一撃は、時が経っても色褪せることはない。

Football ZONE web編集部