【日本人選手・年代別ベストイレブン|1979年度生まれ編】A代表に15人輩出、日本サッカー史に燦然と輝く世代

 日本代表やJリーグに数多くのタレントを輩出した輝かしい世代はいつなのか。ここでは日本の“学年”の区切りに合わせた年度別の「年代別ベストイレブン」を編成。今回は1979年度(79年4月2日〜80年4月1日)生まれを見ていく。

 1979年度生まれの日本人元Jリーガーは、86名となっている。驚異的なのは、国際Aマッチに出場した日本代表経験者の数である。“黄金世代”として知られる79年度生まれだが、日本代表最多キャップ数(152試合)保持者のMF遠藤保仁を筆頭に、なんと15名もいるのだ。この贅沢な顔ぶれのなかから誰を選び、どう並べるのか――。指導者が抱える嬉しい悲鳴とは、まさにこのことだ。

 この年代の最大の強みは、やはり豪華な中盤だろう。現在もJ2ジュビロ磐田で現役を続けている遠藤だけでなく、世代の“顔”として10代当時から大きな注目を集めた“天才”MF小野伸二(現・北海道コンサドーレ札幌)、若くしてアーセナルに才能を認められ2002年日韓ワールドカップ(W杯)で大活躍したMF稲本潤一(現・SC相模原)、“常勝軍団”鹿島アントラーズで一時代を築いたMF小笠原満男とMF本山雅志(現ケランタン・ユナイテッド)、ガンバ大阪の黄金期に遠藤とともに中盤でプレーしたMF橋本英郎(現・FC今治)など実力者が並ぶ。

 守備的MFと攻撃的MFの両方をこなせる選手が揃っているが、守備的MFにG大阪で活躍した3人を並べ、小野の両脇を鹿島のレジェンドで固める布陣とした。

 セカンドチームにも、ジェフユナイテッド千葉やFC東京で活躍し、オシムジャパンの中心選手だったMF羽生直剛、千葉からジュビロ磐田に移籍したサイドアタッカーのMF村井慎二、そしてシドニー五輪にも出場していたMF酒井友之と日本代表経験者が3人も入っている。

 この豪華な中盤からパスを受けてゴールを狙うことになるFW陣に、日本代表経験者は2人いる。磐田で活躍し、欧州と南米のクラブでもプレーしたFW高原直泰と、G大阪の練習生からプロになり、A代表にまで上り詰めたFW播戸竜二だ。2トップにしたいところだが、中盤が6枚と多くなっていることもあり、ファーストチームを高原の1トップ、セカンドチームを播戸の1トップにする。

中田浩二に加地亮…守備陣にも実力者が揃う隙のない布陣

 最終ラインは3バックとなり、ここも日本代表経験者が揃う。2002年日韓W杯で“フラット3”の一角を務めたDF中田浩二。そして快足を生かして、長年にわたって浦和レッズの守備を引き締めたDF坪井慶介の選出は文句なしだろう。もう1人はサイドバックが本職のDF加地亮を入れた。FC東京やG大阪で右サイドを上下動し、多くのタイトル獲得に貢献。G大阪時代にはナビスコカップ(現ルヴァンカップ)決勝の川崎フロンターレ戦で3バックをこなす柔軟性も証明済みだ。

 GKも選手層は厚いが、一番手には長年にわたって鹿島のゴールマウスを守ったGK曽ヶ端準を選択したい。鹿島一筋のキャリアを過ごした守護神は、代表キャップ数4を記録している。セカンドチームには、現在もJ1の横浜FCで現役を続けているGK南雄太を選出。最前線から最後尾まで、隙のない最強の年代候補と言えるだろう。

Football ZONE web編集部