ルヴァン杯柏戦でMF汰木のパスから移籍後初ゴールをマーク

 浦和レッズの新外国人FWキャスパー・ユンカーが、5日のルヴァンカップ・グループステージ第5節の柏レイソル戦(3-3)でスタメン出場。日本でのデビュー戦で初ゴールを決め、「今日は1チャンスで1ゴールを決められた。毎回決めたい」と喜んだ。

 浦和は4月1日、昨季ノルウェーリーグで25試合27得点をマークし、得点王とMVPをダブル受賞したデンマーク人ストライカーのユンカーを、ノルウェー1部FKボーデ/グリムトから完全移籍で獲得することを発表。その後、ビザ申請や入国後14日間の隔離を経て、4月26日からトレーニングに合流していた。

 そして、ルヴァン杯柏戦でFW杉本健勇と組んでスタメン出場すると前半9分、左サイドでボールを持ったMF汰木康也の背後へのパスを受けると相手を抑えながら左足方向に持ち出し、コントロールしたシュートをファーサイドへ。いきなりの優れた得点感覚を見せて日本での初ゴールを決めた。

 この場面についてユンカーは、「(汰木)康也の素晴らしいパス、アシストになったと思う。昨日、彼にはカウンターの場面で自分は走るという話をしていた。ボールを上手に扱える選手なので信じて走った」と、合流から間もないなかでもチームメートとも積極的にコミュニケーションを取ったことが初ゴールにつながったという舞台裏を明かした。

 全体的に見れば、自陣での守備にも戻る杉本と、前線で待ちながら逆襲の起点になるユンカーという役割分担で試合が進んでいた。後半13分に交代するまで、浦和の攻撃は最終局面でラストパスがずれてしまう場面も多く、終わってみればシュートチャンスはゴールシーンの1回のみ。日本でのデビュー戦でいきなり勝負強さを見せつける結果になり、ユンカーは「今日は1チャンスで1ゴールを決められた。毎回決めたいと思っている」と話す。

ロドリゲス監督は「貢献には満足している」と高評価

 リカルド・ロドリゲス監督は、ユンカーについて「すごくチームに貢献してくれた1人。デビュー戦ということもあり、新しい環境で新しい仲間。簡単ではなかったと思うけれどもしっかりやってくれて、結果も出してくれた。その貢献には満足しているし、より良くしていけると思う」と語っている。

 デビュー戦を終えて「ピッチに立つことができたのはとても良かったし、前半にゴールを決められて良かった。自分のプレーを出せたのは嬉しい」と話したユンカーは、早くも先を見据える。

「浦和には点を取るため、それを勝利につなげるために来た。それを実現するにはチームとしての努力が必要。チームが勝っていればゴールチャンスも増える。まずは勝つこと。全員にとってチームが最優先になることが大切で、そこでベストを尽くしたい」

 試合の中でオンとオフを作りながら、最後のところで力を発揮しそうなプレーをデビュー戦で見せたユンカーは、ボール支配率に対してゴール前のチャンスが少ないという課題を抱える浦和にとって、それを解決するためにも重要な存在になりそうだ。

Football ZONE web編集部