フランクフルト全選手を5つのグループに分類、日本人コンビは上から2番目の評価

 元日本代表MF長谷部誠と日本代表MF鎌田大地が所属するフランクフルトの、各選手の今季パフォーマンスを地元紙「フランクフルター・ルントシャウ」が総括した。全選手が「模範生」「2列目」「後方グループ」「ベンチウォーマー」「出場時間不足」の5グループに振り分けられたなか、長谷部と鎌田は上から2番目のグループである「2列目」に入った。

 シーズン開幕前には今季限りでの現役引退が有力視されていた長谷部だったが、リーグ戦全34試合中29試合に出場し、さらに今年1月にDFダビド・アブラハムが退団して以降は主将の座を引き継ぎ、チームを牽引。その存在感に陰りは全く見られなかった。

 同紙も14シーズン目のブンデスリーガを戦い終えた長谷部について、「37歳という彼の年齢を考えれば、ボランチのポジションでこのようなパフォーマンスを発揮できるとは全く思いもよらなかった。走力に欠点があることを決して気づかせない。それどころか一度はピッチ上で最も速い(時速33.3km)ウサギとなったこともある。チームの攻撃をリードし、さらには彼のその冷静さで若手のジブリル・ソウを助け、ソウをワンランク上のレベルに押し上げた。ピッチを離れてベンチに座ることが数試合続いた時期が一回だけあったが、その理由を理解できた者は誰もいなかった」と評価した。

「シーズン終盤では、彼もチームの躓きを修正できなかった」と課題も指摘しているが、「それでもパス成功率は91%前後に達していた。彼はあと1シーズン、もしくは2、3、4シーズン、あと20シーズンだってやれる。彼ならなんでもやってのけてしまうように思える。いずれにせよ、彼がボールを蹴ることにまだ楽しみを感じているのは良いことだ。シンプルに素晴らしい選手」と称賛している。

鎌田は「輝くような素晴らしい瞬間」を見せるも不安定と指摘

 一方、鎌田については「ピッチ上でもこの総括においても、捉えどころのない選手だ」とし、「今季の彼には輝くような素晴らしい瞬間があり、60〜70mのパスをホッフェンハイム戦では成功させ、スコアポイント(ゴール数とアシスト数の合計)15点を軽くやってのけた。繊細でテクニックに秀でたフットボーラーであり、状況を見抜く目を持っている」と、日本人アタッカーのポテンシャルと今季の個人成績は評価している。

 だが、「相手のペナルティーエリア前ではプレーにブレがあり、フィニッシュの精度は痛々しいぐらいに悪い。簡単に諦めてしまうし、歯を食いしばらない。自分自身を過大評価しているようにも見える。まとめると、彼には安定感がなく、一貫性が足りていない」と、以前からたびたび指摘されているパフォーマンスの波について取り上げている。

Football ZONE web編集部