2試合連続ゴールでチームを牽引、スペイン紙は今夏の去就にも注目

 レアル・マドリードの日本代表MF久保建英は、東京五輪で2試合連続ゴールをマークするなど2連勝中のチームを牽引している。スペイン紙「AS」は「久保が爆発」とその活躍を特集。日本の至宝のレアルでの立ち位置についても触れている。

 東京五輪に参戦している久保は、初戦の南アフリカ戦(1-0)ではカットインからの強烈なシュートで決勝点を、第2戦のメキシコ戦(2-1)ではクロスに飛び込む形で先制点をマーク。久保の活躍もあって日本は連勝を飾り、母国開催での53年ぶりのメダル獲得に向けて絶好のスタートを切った。第3戦のフランス戦は引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる。

「久保が爆発」との見出しで、日本の背番号7を特集した「AS」紙は、「(日本の)すべてのボールはピッチの中央にいる久保を経由し、彼がボールを持つと質の高いタッチをチームに与え、相手のゴールに近づく」と、チームにおける久保の影響力の高さを指摘。「日本代表の中心選手として躍動」と、そのパフォーマンスを絶賛している。

 しかし、その一方で同紙は「東京での活躍が、そのまま今シーズンのバルデベバス(レアル)での活躍につながるとは思えない」と、2シーズン連続で期限付き移籍をしている久保が、今季もレアルでの居場所を見つけるのは難しいとの現状を伝えている。

 久保にとっては、スペインリーグが定めるEU圏外選手の登録枠「3」が大きな障壁の一つとなっている。ブラジル人のDFエデル・ミリトン、FWヴィニシウス・ジュニオール、FWロドリゴ・ゴエスに加え、ブレグジットの影響で今季からウェールズ代表FWギャレス・ベイルもこの枠に含まれるため、久保が押し出される形で退団を余儀なくされるのではという見方だ。

 また、記事では「マドリードは現時点で彼をローン移籍させることしか考えていないが、良い条件の買い取りオファーがあればそれを検討する可能性もある」と、久保が完全移籍する可能性もゼロではないと伝えている。

 一昨季はマジョルカ、昨季はビジャレアルとヘタフェに期限付き移籍した久保には、今夏レアル・ソシエダが関心を持っているとの噂がある。五輪の舞台で評価を高めている久保の去就は、今後も注目の話題となりそうだ。

Football ZONE web編集部