原口には即戦力と高い評価も、遠藤は「チームの輪から外れている」と厳しい言葉

 欧州の夏の移籍市場が8月31日で閉まったことでシーズン前半における各チームの戦力構成が確定し、これを受けてドイツ紙「ビルト」はブンデスリーガに所属するチームに今季加入した選手に関する分析記事を掲載した。ウニオン・ベルリンでは日本代表MF原口元気とMF遠藤渓太も対象となり、原口には“レギュラー当確”との高い評価が出た一方で、遠藤には厳しい言葉が並んだ。

 昨季終了後に移籍金ゼロのフリー移籍で、ドイツ2部ハノーファーからウニオン・ベルリンに加入した原口は、ここまでリーグ戦では開幕戦から3試合連続で先発出場。前節ボルシアMG戦では、前半22分に右サイドからの絶妙なクロスでMFニコ・ギーゼルマンのヘディングシュートによるゴールをお膳立てして今季初アシストを記録していた。

 ハノーファーでの2018-19シーズン以来となるブンデスリーガでの戦いでも、その実力を十分に発揮している原口については「ビルト」紙も、「昨季は2部で34試合出場9ゴール7アシスト。この日本人選手は今季の補強と言える存在の1人であり、チームのクオリティーを上げている」と即戦力として期待通りの活躍をしていると評価。「早い段階で体力が尽きてしまう」というフィジカル面での課題も指摘しているが、今後の展望については「レギュラー選手」と予想している。

 一方、昨季は横浜F・マリノスからレンタル移籍でウニオン・ベルリンに加入し、今年4月に買い取りオプションを行使したことで完全移籍での入団が決まった遠藤だが、ここまでリーグ戦全試合でベンチ外と苦しい状況が続いている。同紙も「ドイツサッカーを以前よりもよく知っていることはポジティブな点だが、今のところチームの輪から外れているように見える」と出場機会に恵まれていない現状を指摘し、同選手の今後の展望については、「厳しい1年になるだろう」と予想している。

 さらなる活躍が期待される原口と浮上のきっかけを掴めずにいる遠藤。それがウニオン・ベルリンにおける日本人選手それぞれの立ち位置のようだ。

Football ZONE web編集部