川崎のホームに乗り込み後半ATに劇的同点、アウェー得点差で準決勝進出

 ルヴァン杯の準々決勝第2戦、川崎フロンターレが浦和レッズをホームに迎え撃った試合は、後半アディショナルタイムに浦和が劇的な同点ゴールを決めて3-3の引き分け。アウェーゴール差で浦和が準決勝への進出を決めた。

 初戦を浦和のホームで1-1で引き分けた対戦で、浦和のリカルド・ロドリゲス監督はMF江坂任とMF小泉佳穂を前線に並べて典型的なストライカーを配置しない布陣を継続。FWキャスパー・ユンカーをベンチスタートにした。一方の川崎は主力4人が負傷欠場し、最終ラインは苦しい台所事情の中で、センターバックにDF山村和也とDF田邉秀斗のコンビ。右サイドバックにはDF橘田健人が入り、本職でないポジションに並んだ。

 浦和は川崎のパスワークにハイプレスで対抗する立ち上がりで、右サイドでボールをつないで左に大きく展開する攻撃を多用した。そして前半8分、左からの攻撃が最終ラインまで戻るとDF岩波拓也が虚を突いたロングフィード。これに江坂が抜け出すと、GKチョン・ソンリョンとの1対1を冷静に決めて先制。アウェーゴールのビハインドを早くも解消した。

 その後も浦和がプレスからペースを握る展開になったが、前半30分前後に川崎は2トップに変更。そこに浦和が対応しきれない時間帯に川崎は鋭い攻撃を仕掛けて同40分、背後に抜けたFW小林悠のラストパスをFWレアンドロ・ダミアンが流し込んでゴール。鬼木達監督の采配が的中する形で、1-1の同点でハーフタイムを迎えた。

 浦和のロドリゲス監督はハーフタイムにボランチの左右を入れ替えるなど対応を整理し、互角の展開に持ち直した。その中で迎えた同18分には、MF汰木康也に代えて切り札のユンカーを投入して勝負に出た。しかし、勝ち越しゴールは川崎に生まれた。同32分、MF脇坂泰斗のコーナーキックを山村が高い打点のヘディングで叩き込んだ。

 ビハインドになったものの同点にすればアウェーゴール差で勝ち抜けになる浦和は、ラスト10分で3枚替えを行い、起死回生の1点を狙いにいった。しかし、同38分に再び脇坂のコーナーキックからMFジョアン・シミッチがヘディングシュートを決めて川崎が2点差に広げた。

 しかし浦和は同42分に、3枚替えで投入されたDF西大伍のアーリークロスがファーサイドにこぼれたところをユンカーが押し込んで3-2とした。再び緊迫した最後の時間帯になり、後半アディショナルタイム(AT)にはDF槙野智章を投入。するとそのAT4分、コーナーキックのこぼれ球を槙野が押し込んで3-3の同点に追いついて浦和が大逆転の突破。10月に行われるの準決勝への進出を決めた。

Football ZONE web編集部