現役ではノイアーが3位、ブッフォンが2位に選出

 サッカーのピッチに立つ11人の中で、最も特殊なポジションがGKだ。最後の砦として、手を使ってゴールを守るのが主な仕事だが、近年では求められる仕事がどんどん増え、試合への関わり方にも変化が出てきている。英スポーツメディア「Sportskeeda」は、歴史上、最も偉大なGKトップ5を選出している。

 第5位に選出されたのは、元イングランド代表GKゴードン・バンクスだ。「1966年のワールドカップ(W杯)では突出した逸材であり、5試合でわずか1失点しか許さずに、イングランドに最初であり、現時点では唯一のトロフィーをもたらした」と、イングランドのW杯初優勝の立役者となった守護神を挙げた。

 レスターやストーク・シティでキャリアを過ごしたことから、獲得タイトルが少なかったバンクスだが、そのセービング技術は際立っていた。特に1970年のメキシコW杯、ブラジル戦でFWペレが放ったヘディングシュートをセーブしたプレーについても、「彼の最大のセーブ」として取り上げ、2019年に81歳で亡くなったGKを称えている。

 第4位には、2020年に現役を引退した元スペイン代表GKイケル・カシージャスが入った。「全盛期には、スペイン人の横をボールが通過することは、ほとんどなかった。もしかすると、スペイン史上、最も完成されたGKだった」と称賛。レアル・マドリードとスペイン代表で数多くのタイトルを勝ち取ったが、リーガ・エスパニョーラの36試合でわずか32失点しか許さなかった2007-08シーズンの数字が特筆されている。

 続いて第3位に入ったのは、ドイツ代表GKマヌエル・ノイアーだ。記事では、「このドイツ人は、現在のサッカー界で最も完璧なGKだろう。この10年間で『スイーパーキーパー』という言葉が再定義されたのも、彼の存在があったからだ」と、バイエルンの正守護神を称賛。さらに、「信じられないほどの反射神経、シュートを止める能力、そしてDFの背後で見せる積極的なプレーは、新世代のGKにインスピレーションを与えている」と、GKの概念を変えた存在であることを記した。なお、ノイアーは2014年のバロンドールでポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシに次いで、3位になっている。

栄えある1位は元ソ連代表GKレフ・ヤシン

 2位にノミネートされたのは、元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンだ。43歳の守護神は、今季からパルマに戻り、現役生活を続けている。「イタリア人は侵入不可能な2006年W杯のイタリアの守備を支えた。ファビオ・カンナバーロ、マルコ・マテラッツィを突破した後に、ゴールを奪うためにはまだブッフォンを越えなければならなかった。言葉にするのは簡単だが、実現するのは困難だった」と、イタリアが4度目の世界制覇をした大会での活躍を振り返った。なかでも決勝のフランス戦で、DFウィリー・サニョルのクロスから、フリーとなったMFジネディーヌ・ジダンのヘディングを防いだシーンについて、「信じがたい反応。また、そのセービングを可能にしたポジショニングも秀逸だった」と記述した。

 そして、栄えある第1位に輝いたのは、元ソ連代表GKレフ・ヤシンだ。「ヤシンの反射神経とスピードは、おそらく再現不可能だ。“黒蜘蛛”の異名を持つヤシンは、1963年にイタリア代表MFジャンニ・リベラやイングランド代表FWジミー・グリーブスを抑えて、サッカー史で唯一バロンドールを受賞した選手だ」と、約半世紀前の偉業に光を当てている。

Football ZONE web編集部