アンチェロッティ&ジダンを比較、ヴィニシウス、ベイルへの対応に現地注目

 元イタリア代表MFカルロ・アンチェロッティ監督は、今季6シーズンぶりにレアル・マドリードの監督に就任した。シーズン開幕からここまで公式戦6試合無敗の成績を残しているなか、前監督である元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン氏との違いについて、スペイン紙「マルカ」が特集している。

 アンチェロッティ監督は、1995年にレッジャーナの監督に就任し、それ以降、監督業を続けている。99年から2001年のユベントス指揮官時代には、当時世界最高峰のMFへと成長を遂げていたジダン氏も指導した。この時の影響から、ジダン氏はアンチェロッティ監督の指導スタイルに多くの影響を受けているとされる。

昨季限りでレアルを去ったジダン氏と、今季から指揮を執るアンチェロッティ監督の両者について、「マルカ」紙は5つの点で違いがあると指摘。守備力の強度や若手の起用法などを挙げるとともに、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールとウェールズ代表FWギャレス・ベイルの2選手に対する扱いの差にも触れられている。

 目下、リーグ戦5戦5発と好調ぶりを示す21歳のヴィニシウスについて、ジダン前体制下では本来の力を引き出せなかったと「マルカ」紙は指摘。一方で、アンチェロッティ体制下では「まるで違う選手のようだ」との見解を示し、この変貌ぶりについて、記事では「キリアン・ムバッペの獲得有無にかかわらず、チームの重要な一員であることを伝えたことで、自信を持ち、完成された選手のようになった」と分析している。

 一方、ジダン前政権下で冷遇されていたベイルについて、「ジダン監督は、レアル復帰後にベイルを見ることを嫌がり、クラブから追い出した。アンチェロッティ監督は、ベイルを受け入れてもう一度チャンスを与えた。負傷により倒れるまでは、そのチャンスを生かそうとしていた」と報じている。

 契約最終年を迎える前に退任したジダン前監督の後を引き継ぎ、スペインの地へ舞い戻ったアンチェロッティ監督。かつての教え子であり、前任者でもあるジダン氏を超える結果を残せるだろうか。

Football ZONE web編集部