トッテナムとのダービーを制するなど、リーグ戦3連勝と上昇気流

 日本代表DF冨安健洋が所属するアーセナルは、26日に行われたプレミアリーグ第6節トッテナム戦に3-1で快勝した。悪夢の開幕3連敗から立て直して、これで3連勝。海外メディアは「アーセナルはついに方程式を見つけ出した」と、チームの復調ぶりにスポットライトを当てている。

 夏の移籍市場で冨安をはじめ、23歳以下の選手6人に総額1億5000万ポンド(約227億円)以上もの資金を投じたアーセナルだったが、プレミアリーグ開幕戦で昇格組のブレントフォードに0-2で敗れるなど出だしでつまずいた。続くチェルシー戦(0-2)、マンチェスター・シティ戦(0-5)にも完封負けを喫し、無得点での3連敗で一時最下位に沈んだ。

 しかし、冨安のデビュー戦となった第4節ノリッジ戦(1-0)で初白星を挙げると、続く第5節でもバーンリーを1-0で撃破。カラバオカップ(リーグカップ)での白星も挟んで迎えた“ノースロンドン・ダービー”で宿敵トッテナムに快勝し、順位は10位まで上がった。

 開幕直後は新戦力の合流の都合や離脱者の関係でスタメンの顔ぶれが定まっておらず、アルテタ監督は毎試合選手の組み合わせや配置を入れ替えてきたが、衛星放送「ユーロ・スポーツ」は「アルテタはついに方程式を見つけた」と連勝街道に入ったアーセナルの変化に注目。以下のように記した。

「最初の4週間では14人ものスターティングイレブンの変更を行ったアルテタだが、その後は3回しか変更を行っておらず、非常に安定したチームにたどり着いた。バックアップGKだったアーロン・ラムズデールがスタメンに入り、冨安健洋は大幅に改善されたベン・ホワイトの隣で非常に快適にプレーしている。

 再びフィットしているトーマス・パルティはアンカーポジションを務め、彼の前にはブカヨ・サカ、エミール・スミス=ロウ、マルティン・ウーデゴールといった若い選手が充実している。かつては方向性が見えない若造のチームのようだったが、今ではヨーロッパでも最も輝かしいスター選手たちが印象的なコラボレーションをしているように見える」

 若手偏重の補強に対しては批判的な声もあったが、新加入選手の中でラムズデールと冨安、ウーデゴールはスタメンに定着しつつあり、MFサンビ・ロコンガやDFヌーノ・タヴァレスも着実に出番を手にしている。大きく若返ったアーセナルはどん底からの逆襲を見せてくれそうだ。

Football ZONE web編集部