予選突破へ是が非でも勝利が求められる豪州戦、多少の変化を加える可能性も?

 日本代表(FIFAランク26位)は、12日に埼玉スタジアムで行われるカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第4節・オーストラリア戦(同32位)に臨む。前節のサウジアラビア戦で0-1と敗れ、今予選で早くも2敗目を喫した日本にとっては、予選突破へ是が非でも勝利が求められる一戦。サウジ戦で攻撃が機能不全に陥っていた状況を踏まえると、中盤から前線の顔ぶれに多少の変化を加える可能性が考えられる。

 サウジアラビア(7日)とのアウェー戦で、日本は立ち上がりこそ勢いを示したものの、後半に入ると一気に失速。すると0-0で迎えた後半26分、MF柴崎岳(レガネス)のバックパスがミスになり、相手FWフェラス・アルブリカンに独走を許した流れから決勝ゴールを奪われた。

 無得点で敗れたサウジアラビア戦の戦いぶりを、キャプテンのDF吉田麻也(サンプドリア)は「失点するくらいまでの時間はとても後ろ向きだった」と振り返る。後半に入ると横パスやバックパスの頻度が増え、消極的な戦いぶりが謙虚に。こうしたパフォーマンスを繰り返すわけにはいかず、吉田は「積極性を取り戻さないといけない」と気を引き締める。

 サウジアラビア戦から中4日、限られた時間の中で大きく戦術を変える可能性は低く、これまでと同様に全体をコンパクトに保ち、前線からの連動したプレスから、質の高い攻撃を繰り出せるかがポイントに。前節の内容を踏まえると、中盤から前線の構成に多少の変化を加える可能性もありそうだ。

 FW大迫勇也(ヴィッセル神戸)、MF南野拓実(リバプール)、MF遠藤航(シュツットガルト)の主力3選手の起用は有力視されるが、南野はトップ下でのスタメンを予想。左サイドハーフではインパクトを残せておらず、MF鎌田大地(フランクフルト)も本調子ではないだけに、現体制の発足当初にプレーしていたトップ下へ戻すのも手だろう。

 右サイドハーフは累積警告による出場停止明けとなるMF伊東純也(ヘンク)、対する左サイドハーフにはセルティックで好調ぶりを示すFW古橋亨梧、または、実績のあるMF原口元気(ウニオン・ベルリン)の起用が有力か。

 2ボランチの一角に関しては、サウジアラビア戦でのパスミスで印象を悪くした柴崎の起用には当然慎重にならざるを得ない。”配球役”としてMF田中碧(デュッセルドルフ)をスタメンに抜擢するのかも一つの焦点と言えそうだ。

 オーストラリア戦の結果次第では、W杯本大会行きが完全に危険水域へ沈み、森保一監督の進退問題へと発展する可能性がある日本。厳しい状況へ追い込まれているなか、どのようなメンバーで運命の一戦へ望むだろうか。

Football ZONE web編集部