リバプールからPSGへ移籍したワイナルドゥム、目玉補強も出番は限定的

 オランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムは今夏に5年間在籍したリバプールを退団し、パリ・サンジェルマン(PSG)に加入した。しかし、ここまでは出番が限られており、新天地での生活は満足のできるものではないという。

 ワイナルドゥムは2016年にニューカッスルからリバプールへ渡り、中盤の要として活躍。2018-19シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝、翌19-20シーズンのプレミアリーグ制覇などに貢献した。

 しかし、契約満了を迎えた今夏にリバプールを退団。ワイナルドゥムは後にリバプールから引き止められることはなかったと明かしている。フリーになった30歳のオランダ代表MFはフランスリーグでの王座奪還や悲願のCL制覇に燃えるPSGに加入した。

 すでにフランス代表FWキリアン・ムバッペやブラジル代表FWネイマールを擁していたPSGは、今夏にスペイン代表DFセルヒオ・ラモスやアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマなどワールドクラスを次々に獲得。ワイナルドゥムも目玉補強の1人として注目を集めていたが、不動の地位を築いているわけではない。リーグ戦で8試合に出場しているものの、スタメン起用は5試合のみ。公式戦全体でも11試合で502分間のプレーにとどまっている状況だ。

 ワイナルドゥムはオランダ地元メディア「NOS」に対し、PSGでの現状について「完全に満足しているとは言えない」と語ったようだ。

「なぜなら、状況は僕が望んでいたものではないからだ。でも、それがフットボールで、それに対処する方法を学ばなければいけない。僕はファイターだ。前向きに取り組んで状況を変えられるようにしたい。ここ数年は常にフィットしてたくさんの試合でプレーしてきた。とても上手くいっていた。これは今までとは違う何かで、慣れる必要がある。新しいステップを楽しみにしていたのに、このようなことが起きてしまった。とても難しいよ」

「NOS」によれば、マウリシオ・ポチェッティーノ監督は加入当初にはワイナルドゥムに関して明確なプランを持っていたものの、バルセロナを電撃退団したメッシの加入が決まって以降はワイナルドゥムのことがほとんど話題に上らなくなったとも指摘。メッシの加入でメンバー構成の変更も余儀なくされ、それがワイナルドゥムの立ち位置に変化をもたらした可能性があるようだ。

 オランダ代表のルイス・ファン・ハール監督も「もちろん心配している」と語るなど、ワイナルドゥムがクラブで出場機会を減らしていることについて気にかけているようだ。定位置奪取に向けて前向きなコメントも残しているベテランは、スター軍団の中でもリバプール時代と同様にチームに欠かせない存在となることができるだろうか。

Football ZONE web編集部