冨安とマネが競ったシーンで両チーム指揮官が激しく主張

 リバプールのユルゲン・クロップ監督は、現地時間11月20日のプレミアリーグ第12節アーセナル戦(4-0)の前半に敵将のミケル・アルテタ監督とピッチサイドで激しい口論を交わし、あわや乱闘かという一触即発の事態となった。ドイツ人指揮官は試合後、衝突の理由を明かしている。英紙「リバプール・エコー」が報じた。

 0-0で迎えた前半32分、リバプールはGKアリソンが自陣のペナルティーエリア内から左サイドへロングボールを供給。これを競り合ったのがセネガル代表FWサディオ・マネと日本代表DF冨安健洋だった。冨安がマネに押し倒されるような格好となり、ボールはそのまま頭上を越えタッチラインを割ってスローインとなったが、この直後にタッチライン際で両指揮官が激しく衝突した。

 リバプールのクロップ監督とアーセナルのアルテタ監督はテクニカルエリアを飛び出し、互いにものすごい剣幕で詰め寄った。激しいジェスチャーも交えながら何かを叫び、第4審判やスタッフが仲裁に入っていなければあわや乱闘というシーンだった。この騒動のあと、両監督にイエローカードが提示された。

 試合後の会見で、クロップ監督は激昂の理由を明かしている。

「あの場面は完全にクリーンな状況だった。2人の選手(マネと冨安)は空中に飛び上がって、お互いに触れていなかったのにアーセナルのベンチは何かを求めていた。だから、私は『あのプレーに何を求めているんだ』と聞いたんだよ。接触はなかったのに、全員がマネのイエローカードを求めているように見えた。私はみんながサネを狙っているようなこの状況に本当にうんざりしている」

 クロップ監督は過去にもマネが不当な警告を受けたケースがあったことを引き合いに出し、アーセナルベンチの抗議に対して怒りを露わにしていたようだ。

 このアルテタ監督との激しい口論はアンフィールドのホームサポーターを刺激し、結果的により大きな後押しとなるきっかけになったのでは、と記者から指摘されたクロップ監督は、「そんなつもりはなかったが、結果的にそうなったのであればOKだ。常にそうなるわけではないけどね」と話している。

 試合は前半39分にセットプレーからマネのヘディングシュートでリバプールが先制。後半にもFWディオゴ・ジョタ、FWモハメド・サラー、そして途中出場のMF南野拓実にゴールが生まれ、アーセナルに4-0と圧勝した。

Football ZONE web編集部