冨安とタヴァレスの両SB起用が、グアルディオラ監督のスタイルを色濃く反映と指摘

 アーセナルは夏の大型補強に成功し、プレミアリーグで快進撃を続けている。そのなかで日本代表DF冨安健洋とU-21ポルトガル代表DFヌーノ・タヴァレスの両サイドバックの存在が注目を集めている。

 今夏にボローニャからアーセナルに移籍した冨安はプレミアリーグ第4節ノリッジ戦(1-0)でデビューし、第13節ニューカッスル戦(2-0)まで10試合連続スタメン出場を続けている。その間チームはわずか1敗しか喫しておらず、失点はわずか「8」に抑えられ、クリーンシートを6回達成している。特に守備面での貢献度が高く評価されている。

 タヴァレスは序盤こそDFキーラン・ティアニーのバックアップとして途中出場が主だったが、ティアニーの負傷離脱を受けて第9節アストン・ビラ戦(3-1)から5試合連続スタメン出場中。攻撃力が自慢で、直近のニューカッスル戦ではFWブカヨ・サカのゴールをアシストして勝利に貢献した。

 この新戦力2人による両翼は現在のアーセナルのストロングポイントの一つといっていいだろう。守備的な冨安と攻撃的なタヴァレスという左右非対称な形だが、英紙「デイリー・ミラー」は「このデュオへの信頼はミケル・アルテタがペップ・グアルディオラの特徴を学んできたことを示している」とアルテタ監督の采配に注目している。

 アルテタ監督はアーセナルの監督就任以前はマンチェスター・シティで3年間、アシスタントコーチとしてペップに師事。ポゼッションベースのサッカーを基本とし、強度の高いプレスを好むアルテタ監督のスタイルにはグアルディオラ監督から受けた影響が色濃く反映されている。

さらに、ペップがシティで左にDFジョアン・カンセロ、右にDFカイル・ウォーカーというように左右でタイプの異なるサイドバックを起用している点からも2人のスペイン人指揮官には類似点がある。冨安とタヴァレスがそれを象徴する存在だと指摘されている。

 同紙は冨安とタヴァレスのコンビがカンセロとウォーカーのコンビにはまだ遠く及ばないとしたうえで、「カンセロとウォーカーが合わせて1億100万ポンド(約152億円/冨安とタヴァレスのおよそ4倍)もしたことを考えれば、彼らがこれだけハイレベルなパフォーマンスをしているのはアルテタとエドゥにとってポジティブなこと」と指摘。“ペップイズム”の継承者であるアルテタ監督の下で、冨安やタヴァレスにはさらなる成長が期待される。

Football ZONE web編集部