大津に4-0で勝利し、第97大会以来の優勝

 第100回全国高校サッカー選手権は1月10日に決勝戦が行われ、青森山田(青森)が大津(熊本)に4-0で勝利。3大会ぶり3回目の優勝を果たした。

 2回戦から登場して1月8日の準決勝までの4試合を17得点2失点で勝ち上がってきた青森山田は、今年度、インターハイと高円宮杯U-18プレミアリーグEASTを優勝。この選手権と合わせての3冠を狙う。1年時から出場のMF松木玖生がJ1のFC東京、MF宇野禅斗はJ2のFC町田ゼルビアに内定とタレントが揃っている。

 一方の大津は1回戦から登場し、準々決勝までの4試合を13得点1失点で勝ち上がった。こちらは高円宮杯U-18プレミアリーグWESTで戦うチーム力に定評があり、準決勝は対戦相手に新型コロナウイルスの陽性反応を示した選手がいた関係で不戦勝となり、学校としても熊本県勢としても初の決勝戦に中5日と休養十分で臨んだ。

 試合が始まると、青森山田は持ち前のハイプレスを敢行。技術の高い大津とはいえ、相手最終ラインの背後にロングボールを蹴らざるを得ない場面が多くなり、試合のペースは青森山田に傾いていった。大津は多くのセットプレーを与えながらもGK佐藤瑠星を中心に堅く守って試合が進んだ。

 そうしたなかで迎えた前半37分、青森山田は左コーナーキック(CK)を獲得すると、それまでゴール前の中央からファーを狙うボールが多かったなかでニアサイドへ速いボールを供給。そこにDF丸山大和が飛び込んで先制点を奪った。丸山は準決勝に続くゴールでセットプレーでの強さが光った。さらに青森山田は同41分、左サイドからのラストパスにFW名須川真光がスライディングで飛び込んで追加点を奪い、2-0としてハーフタイムを迎えた。

 主導権を渡さない青森山田は後半10分、ロングスローのこぼれ球が再びゴール前に入ってくると、うしろから飛び込んできた松木がヘディングで合わせて3点目。得点した3年生トリオ全員が大会通算4得点に伸ばし、ゴールパターンの多彩さを印象付けた。

 その後も青森山田は攻撃的にゴールに迫るシーンを作りながら、大津に攻撃の時間帯を作らせずにゲームを支配。後半33分にはFW渡邊星来が追加点を奪い、4-0で勝利した。

 青森山田は2大会連続で準優勝だったが、第97回大会以来3大会ぶり3回目の優勝を果たした。また、大会得点王は7得点した阪南大高(大阪)の湘南ベルマーレ内定FW鈴木章斗が獲得した。

Football ZONE web編集部