ドイツ代表として数々のタイトルを獲得したスーパースター

 7月22日にセレッソ大阪浦和レッズの一戦が前倒しで行われたが、Jリーグは今週末から本格的にサマーブレイクを終えリーグ戦再開となる。夏の移籍市場で新天地に加わった選手もいれば、負傷から復帰した選手、不本意なパフォーマンスから巻き返しを期す選手など、注目すべき選手は数多くいる。今回は、サマーブレイク後のJ1で活躍が期待される10選手をフットボールチャンネル編集部がピックアップした。

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FW:ルーカス・ポドルスキ(ガラタサライ[トルコ]→ヴィッセル神戸
1985年6月4日生まれ

 ポドルスキの神戸加入は、今夏のJリーグを席巻した。ドイツ代表として数々のタイトルを獲得し、クラブレベルでも実績を残したスーパースターが日本でプレーすることになった。左足から繰り出されるシュートは強烈で、アイディア溢れるパスも備えている。

 コンディションが100%に達するにはもう少し時間が必要だろうが、ビッグネームの来日ということ自体に大きな意味がある。あとはピッチで結果を出せるか。神戸は得点力不足に悩まされており、ポドルスキには大車輪の働きが求められる。

G大阪ではリーグ優勝に貢献。J1残留へ、経験の還元が期待されるDF

DF:丹羽大輝(にわ・だいき/ガンバ大阪→サンフレッチェ広島)
1986年1月16日生まれ
2017シーズン成績:5試合出場0得点

 2014年にG大阪のリーグ優勝に貢献した丹羽が、広島に移籍した。闘志溢れるディフェンスはもちろん、プレーに知性を感じさせる選手だ。しかし、今季は三浦弦太やファビオといった新戦力に押し出される形で出場機会を失った。ここまで5試合に出場しているが、先発は明治安田生命J1リーグ第6節の広島戦のみだった。

 塩谷司が退団した広島も即戦力のCBを求めていたため、丹羽には主力としての活躍が期待される。試合勘は心配されるが、降格の危機に瀕する広島を最終ラインから助けたいところだ。

磐田で実績残した元イングランド代表のストライカー

FW:ジェイ(無所属→北海道コンサドーレ札幌)
1982年5月7日生まれ

 得点感覚に優れる元イングランド代表ストライカー。シュートが上手く、放たれたボールはGKが触れないコースへと飛んでいく。190cmの長身で制空権も確保。コンディションが万全であれば多くのゴールが期待できる。

 気性の荒さは心配の種だが、チーム全体でジェイを支えたいところ。勝利のために全力を尽くせる選手で、勝ち点3奪取のためには味方に厳しく要求することも厭わない。磐田時代はJ2で得点王に輝き、J1でプレーした昨季はけがなどでフル稼働こそできなかったが、二桁得点を記録。決定率はリーグ屈指だった。

半月板損傷で一時離脱も…。Jリーグ最強のボールハンター

MF:レオ・シルバ(鹿島アントラーズ)
1985年12月24日生まれ
2017シーズン成績:14試合出場1得点

 Jリーグ最強のボールハンターは今季、常勝軍団・鹿島の一員となった。シーズン序盤は左膝半月板損傷での離脱もあったが、その能力は折り紙つきである。小笠原満男、永木亮太、三竿健斗とボランチは豪華な面々が並ぶ。

 誰一人として定位置は確約されておらず、激しいチーム内競争が鹿島を王者たらしめている。レオ・シルバもポジションは安泰ではない。それでも助っ人として大きな期待を背負っているのも事実。リーグ連覇のためには、ブラジル人MFの活躍が不可欠だ。

失点増は守護神だけの責任ではない。だが、本来の実力をもってすれば…

GK:西川周作(にしかわ・しゅうさく/浦和レッズ)
1986年6月18日生まれ
2017シーズン成績:19試合出場34失点

 今シーズンも優勝候補の一角に挙げられる浦和だが、現在8位に沈んでいる。直近のセレッソ大阪戦では4ゴールを決められるというショッキングな形で敗れた。昨季以上に高い位置でボールを奪う意識を強めているが、それがハマらないシーンは少なくない。そのため西川の仕事は激増した。

 34失点はワースト3位。守護神のだけの責任ではもちろんだが、本来の西川であれば防げたものもあった。チームが浮上していくためには守備の安定が不可欠。そして、それには西川のさらなる奮闘が必要だ。

6月には無念の代表落ち。現在は負傷離脱中も早期復帰が待たれるCB

DF:森重真人(もりしげ・まさと/FC東京)
1987年5月21日生まれ
2017シーズン成績:17試合出場1得点

 日本を代表するCBだが、W杯アジア最終予選の6月シリーズはハリルジャパンから落選。悔しさを味わった。また、FC東京は大型補強で優勝を目指しているが、思うように結果を掴めていない。森重はキャプテンとしてチームを奮い立たせようと力を注いだ。

 そんな中、明治安田生命J1リーグ第17節・セレッソ大阪戦で左足を痛めてしまい、現在は離脱中だ。チームにとってはもちろん、日本代表にも必要な人材だけに早期復帰を願いたい。

10番を背負う今季はリーグ戦無得点も、J屈指の実力に疑いはない

MF:齋藤学(さいとう・まなぶ/横浜F・マリノス)
1990年4月4日生まれ
2017シーズン成績:16試合出場0得点

 横浜FMの象徴的存在だった中村俊輔がジュビロ磐田に移籍し、今シーズンから齋藤が背番号10とキャプテンマークを受け継ぐことになった。単独突破はリーグでも群を抜く威力と言える。フィニッシュの精度も高く、一瞬の判断でラストパスに切り替えることもできる。トリコロールの攻撃の核としてチームを支えている。

 だが、自身のリーグ戦での得点は未だ0。彼の力を考えれば驚くべきことだ。だが、ゴール前の局面にはよく絡んでおり、ネットが揺れるのも時間の問題だろう。

オーストラリア代表経験もあるFW。残留争う広島の力に

FW:ネイサン・バーンズ(FC東京→サンフレッチェ広島)
1988年5月7日生まれ
2017シーズン成績:3試合出場0得点(J3)

 オーストラリア代表経験もある実力者だが、今季は大型補強を敢行したFC東京で定位置を掴むことができなかった。前線での献身的な守備、相手の隙を突くフリーランなどチームのために働ける選手だが、大久保嘉人、永井謙佑らが加わった攻撃陣の中で序列を上げるには至らず。

 J3でプレーすることもあったが、不平不満を表に出さず、プロとして与えられた役割を全うした。そして今夏、広島に移籍。まだまだ老け込む年齢ではない。J1残留を目指すチームの力になりたいところだ。

久々に日本復帰のCF。規格外の高さはオランダでも通用

FW:ハーフナー・マイク(デン・ハーグ→ヴィッセル神戸)
1987年5月20日生まれ

 ポドルスキと並び、神戸が補強の目玉として獲得したのがハーフナー・マイクだ。194cmと規格外の高さはオランダリーグでも通用。デン・ハーグに在籍した16−17シーズンには28試合に出場し9ゴールを奪ってチーム得点王となった。

 日本代表としても国際Aマッチ18試合4得点を記録。海外で培った経験を新たなチームに還元するとともに、ピッチ上で圧倒的な力を示したいところだ。

チームは現在首位も、負傷離脱多く…。復帰後の活躍に期待大

MF:清武弘嗣(きよたけ・ひろし/セレッソ大阪)
1989年11月12日生まれ
2017シーズン成績:11試合出場4得点

 今季、セビージャから復帰した清武だが、思うようにプレーできていない。第16節・ベガルタ仙台戦で左ハムストリング筋損傷、全治8週間のけがを負った。類稀なパスセンスと質の高いランニングで攻撃をけん引できる存在だけに、不在は痛手だ。

 それでもチームはリーグ戦首位と、昇格初年度にもかかわらず安定した強さを示している。いずれここに清武が加わると考えれば、サポーターのみならずワクワクするだろう。まずはけがを完治させ、コンディションを整えて戦列に戻ってしたいところだ。