2018年W杯出場を既に決めているイラン代表が、政治介入により国際サッカー連盟(FIFA)から制裁を受ける可能性が出てきた。10日に『テレグラフ』を始めとする英メディアや独メディアなど、複数の海外メディアが報じている。

 ギリシャ1部のパニオニオスに所属するイラン代表DFイフサン・ハジ・サフィと同代表MFマスード・ショジャエイは、現地時間3日にホームで行われたヨーロッパリーグ予選3回戦のマッカビ・テルアビブ戦に出場。この行動に対してイランサッカー協会は2選手を強く非難していた。イランはイスラエルの存在を認めておらず、政治的理由からイスラエルに対する行動を起こすことを禁止しているからだ。

 同紙によると、テレビに出演したイランのモハマド・レザ・スポーツ副大臣が「ショジャエイとハジ・サフィはレッドラインを超えた。違反したことにより、決して代表に招集されることはない。彼らはクラブと契約を結んでいるため試合に出場する必要性はある。しかし、忌まわしい政権と対戦したこと…これはイランの人々に受け入れられるものではない」と述べ、2選手の代表追放を認めた。

 これをFIFAが政治介入と見做した場合、イランサッカー協会は資格停止の処分を受ける可能性がある。そうなれば、イラン代表やイランのクラブチームは処分の期間中、国際試合に出場できない。過去にマリやインドネシアなどが政治介入によって資格停止処分を受けていた。これに関して英メディア『ESPN FC』は「イランの代表チームは国際サッカーへの政治介入を禁じるFIFAの制裁に直面する可能性がある」と報じている。