モナコのバディム・バシリエフ副会長は、モナコからフランス代表FWキリアン・ムバッペを獲得したパリ・サンジェルマン(PSG)がファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の規定を遵守したのかどうかについて疑問を口にしている。ロシア『タス通信』に語ったとして各国メディアが伝えた。

 18歳の新星ムバッペは、夏の移籍市場の最終日となった8月31日にPSGへの移籍が発表された。買い取りオプション付きレンタルの形での移籍であり、来夏にPSGがムバッペを買い取る場合の金額は1億8000万ユーロ(約234億円)に設定されているという。

 PSGはムバッペの獲得に先立ち、FWネイマールバルセロナから2億2200万ユーロ(約289億円)で獲得していた。その時点ですでに、欧州サッカー連盟(UEFA)がクラブの健全経営のために定めるFFPの規定を遵守できるのかどうかという疑問の声も上がっていた。ムバッペの獲得をレンタルという形としたのは、違反を回避するためではないかとみられている。

 それでもバシリエフ副会長は、「PSGがどうやってFFPに抵触することなくムバッペを獲得できたのかは理解できなかった」と疑問を呈した。「非常に難しい取引だった。最初は彼を直接のライバルチームへ移籍させたくはなかったが、代理人である彼の父親とは常に良い関係を保っていた。彼らは私を納得させた」と移籍について振り返っている。

 UEFAは先日、PSGがFFPに抵触しているかどうかについての調査を行うことを表明した。違反が確認されれば厳しい罰則が下される可能性もあるが、調査によりどのような結果が明らかになるのだろうか。