日本代表FW武藤嘉紀が所属するマインツは20日、中国1部の遼寧宏運FCからナイジェリア代表FWアンソニー・ウジャーの加入を発表した。同選手は5年半ぶりのマインツ復帰となり、3年半契約を締結している。

 ブレーメンでの活躍が認められて昨年夏に中国へ渡ったウジャーは、1年半で39試合10ゴールと期待されたほどの結果を残せていなかった。当時は1150万ユーロ(約15億円)ほどの移籍金が発生したとされているが、選手データベースサイト『transfermarkt』によれば、マインツが遼寧宏運FCに支払った移籍金は380万ユーロ(約5億円)ほどと見られている。公式に取引の詳細は明かされていない。

 ウジャーはノルウェーのリールストレームで台頭し、ブンデスリーガで最初に在籍したクラブがマインツだった。2011/12シーズンに12試合で2ゴールを記録している。その翌シーズンは当時ケルンへレンタルされ、2部で13ゴールを挙げた。

 2013/14シーズンからはケルンに完全移籍で加入し、2014/15シーズンは大迫勇也ともプレーしてブンデス1部で32試合10ゴールを奪った。自身初の1部での二桁得点が評価され、ブレーメンへと引き抜かれると、1年で中国へ移籍していた。

 5年半ぶりにマインツへ戻ってきたウジャーは、クラブ公式サイト上で「マインツではいい思い出しかないので、戻ってこられて本当に幸せ。またブンデスリーガでプレーできることが楽しみだし、後半戦でチームの目標達成を助けたい」と、ドイツ復帰の喜びを語っている。

 また、ウジャー獲得を実現したマインツのルーベン・シュレーダーSD(スポーツディレクター)も「彼は身体能力が高く、野心的で、ブンデスリーガのレベルで自分の資質を示してきた。我々のチームに真の価値をもたらしてくれるだろう」と大きな期待を寄せている。

 ウジャーはブンデスリーガ前半戦を終えて19得点しか奪えず、降格圏目前の15位と低迷しているマインツの救世主となれるだろうか。後半戦は武藤とのコンビでゴールを量産する姿が見られるかもしれない。