ロシアのクラブが試合前のパフォーマンスに本物の熊を用いたことが、動物虐待にあたり危険でもあるとして動物保護団体から批判を受けている。英メディア『スカイ・スポーツ』などが伝えた。

 現地時間14日に行われたロシア3部リーグ第27節の試合で、マシュクKMVとアングシトが対戦。試合前にはロシアのシンボル的動物である熊がピッチ上に登場し、試合で用いるボールを主審に手渡したほか、観客に向けて拍手をする仕草を見せるなどのパフォーマンスを行った。

 ティムという名のこの熊はサーカスで訓練を受けているという。だがアメリカの動物保護団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会」(略称PETA)はこのパフォーマンスに対して批判を繰り出した。

「非人道的であり全くの場違いであることに加えて、サッカーボールを運ばせる召使いとして熊を用いることは非常に危険でもある」とPETAのエリザ・アレン氏は主張。熊を調教するために殴打や電気ショックなど残酷な手法が用いられると批判している。

 同様の事例として、昨年11月にはJ1のセレッソ大阪対ヴィッセル神戸戦の試合前に「モンキーパフォーマンス」が行われたことに対しても、動物虐待にあたるとしてPETAから批判が行われたことがあった。