【日本 2-1 コロンビア ロシアワールドカップ・グループリーグH組第1節】

 日本代表は19日、ロシアワールドカップ・グループリーグH組第1節でコロンビア代表と対戦し、2−1で勝利した。

 前半開始早々にPKで先制し、相手が退場したことで数的優位も得た日本。素晴らしい出だしとなったが、畳み掛けることはできず同点に追いつかれた。ベンチスタートとなった本田圭佑は「反省しないといけないところはやっぱりあって、なぜかトーンダウンしてしまった」と語る。ただ、簡単にゴールを奪える相手でないことはわかっている。

「向こうもしっかりまず守るということをやってきたので、そんなに簡単に2点目を取れるということではなかったんですけど。メンタル的なところでは良い反省点が出たなと思います」

 1−1で迎えた70分に香川と交代で投入され、73分には左CKから大迫勇也の決勝ゴールをアシストした。

「練習でやっていたことが出た。大迫が練習でもCKからよく点を取ってくれていた。あいつのポジショニングが本当に素晴らしかったし、最後身体を伸ばして触ったところも素晴らしいなと思います」

 本田自身も精度の高いキックで勝利に貢献。スタメン出場とはならなかったが、ここ一番の勝負強さは変わらない。ただし、本人は「そんなに大したことはない。どっちかと言ったら、1本目のシュートをダフったほうが悔しくて。あそこのためにやってきている部分があるので」と振り返った。

 2大会ぶりとなる白星発進となった日本だが、本田は8年前の初戦を思い出している。

「このハプニングはちょっとカメルーン戦の時と少し被る。あの時は退場してないんですけど、ソングが出て来ず19歳の奴が出てきたりとか、そういうラッキーをモノにしたという点では、みんな本当に良かったと思います」

 自身3度目となるワールドカップ。「ようやくスタートに立てた」と話す本田は、危機感があったようだ。「スタートに立てずに終わることだけは、という緊張感を持って挑んできている。ここからようやくワールドカップが始まるという気がしています」と語った。

 勝利に一役買ったが、『このままでは終われない』という思いを強めているだろう。同じポジションの香川はゴールを決め、攻守に質の高い働きを見せた。本田は試合開始の笛をピッチ上で聞きたいはずが、背番号4がベンチに控えているのは心強くもある。

 次戦も厳しい戦いが予想される。そうした中で本田がどのように試合に絡んでくるか注目だ。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)