【サウジアラビア 2-1 エジプト ロシアワールドカップ・グループリーグA組第3節】

 ロシアワールドカップのグループリーグ最終節が現地時間25日に行われ、グループAのサウジアラビア代表とエジプト代表が対戦した。

 ともに2連敗で、すでにグループリーグ敗退が決まっている両チーム。エジプトはエースのモハメド・サラーを先発起用し、今大会初出場の45歳GKエサム・エル・ハダリがワールドカップの最年長出場記録を塗り替えた。

 先手を取ったのはエジプト。22分、自陣でボールを奪った味方からのロングパスに反応したサラーが飛び出し、ペナルティエリア手前でコントロールする。そして飛び出してきたGKの鼻先から頭上を越すループシュートを放って2試合連続となるゴールを奪った。

 反撃したいサウジアラビアは39分、左サイドの敵陣深くからヤシル・アルシャハラニがクロスを上げると、エジプトDFアーメド・ファティのハンドを誘い、PKを獲得する。しかし、ファハド・アルムワラドが蹴ったPKがGKに触られ、クロスバーに阻まれて千載一遇のチャンスを逃してしまう。

 それでもサウジアラビアには再びチャンスが巡ってきた。前半アディショナルタイムの47分、PKを外していたアルムワラドが、ペナルティエリア内でアリ・ガブルに倒され、2度目のPKを獲得する。

 この判定はビデオアシスタントレフェリー(VAR)によって検証されるが、やはり覆らず。50分に改めてサウジアラビアにPKが与えられ、今度はサルマン・アル・ファラジが蹴ってしっかりと決めた。

 後半はなかなか試合が動かない。エジプトのサラーは選手交代に伴ってトップ下でプレーするが、なかなか決定的なチャンスを作ることができない。サウジアラビアがボールを支配しながらも、互いに決め手を欠いたままドローで試合終了かと思われた。

 ところが後半アディショナルタイム終了間際の95分、ドラマが起きた。サウジアラビアは右サイド深くからDFモハメド・アルブライクがクロスを上げると、アブドゥラー・オタイフがフリックし、最後はサレム・アルドーサリが右足を振り抜いた。

 エースの右足から放たれたボールは左ゴールポストを叩いてゴールインし、サウジアラビアが土壇場で逆転に成功した。そしてそのまま試合終了。サウジアラビアが今大会初勝利&24年ぶりとなるワールドカップでの勝ち点3を挙げ、イラン、日本に続いてアジア勢として3チーム目の勝ち点3を獲得してロシアでの戦いを終えた。

 プレミアリーグで大爆発したサラーを擁したエジプトだったが、勝ち点1が目前で滑り落ちていってしまった。28年ぶりとなるワールドカップは、3戦全敗という結果になってしまった。

【得点者】
22分 0-1 サラー(エジプト)
45+6分 1-1 アル・ファラジ(サウジアラビア)
90+5分 2-1 アル・ドーサリ(サウジアラビア)