ロシアワールドカップでプレーしていたナイジェリア代表MFジョン・オビ・ミケル。大会開催中に自身の父親が誘拐されていたと告白した。3日に英紙『ガーディアン』が報じている。

 同紙によると、父親が誘拐されていたのは現地時間6月26日。グループリーグD組第3節・アルゼンチン戦の4時間前だったという。誘拐犯から同選手の元に連絡が入り、身代金2万2000ポンド(約320万円)を要求されたとのこと。警察に知らせたら殺すとも脅されたようだ。

 ミケルは事件当時を振り返り 「僕は精神的苦痛を受けた。取り乱したし、何をすれば良いかもわからなかった。でも最後には、1億8000万人のナイジェリア人の期待を背負っていることを思い出し、失望させたくないと考えた。そのことを忘れ、国を代表して試合に臨む必要があったんだ。監督やスタッフに知らせることも出来なかった。警察に連絡したり誰かに話せば父親を射殺すると脅されていたから。でも、このような重要な試合の日に僕の問題によってチームメイトたちを動揺させたくなかったから、監督にも言えなかったし、言うつもりもなかった」と語っている。

 続けて「幸いにも、月曜日(7月2日)の午後に解放された。サポートしてくれた友人・家族、助けてくれた警察に感謝したいと思う。残念ながら、父親は暴行を受けていたため病院で治療を受けているよ」と語り、父親が救出されたことを明かしている。ちなみに、2011年8月にも父親は誘拐されており、今回は2度目だ。