1998年ワールドカップで初優勝して以来、5大会ぶり2度目の栄冠を手にしたフランス代表。27歳のエヌゴロ・カンテはロシアワールドカップにおいて、フランスの優勝に貢献した一人である。実は大会前に兄のニアマさんを亡くしていたと、19日にフランスの『スポーツ・オレンジ』が報じている。

 同メディアによると、ロシアワールドカップが開幕する数日前に兄のニアマさんが心臓発作で亡くなったという。しかし、カンテは弱音を吐くこともなく、大会では全試合に出場しフランスの優勝に貢献している。カンテにとって、身内が亡くなったのは今回で2度目だ。

 4人の兄弟と4人の姉妹からなる大家族の一員として、カンテは幼い頃から家族を支えている。両親はマリからフランスに渡った移民で、カンテはパリ郊外の街で育った。フランスが1998年ワールドカップで初優勝を飾った時、まだ7歳の少年だったカンテ。

 貧困の家族を救うべく拾ったゴミをリサイクルセンターまで運ぶ作業を日々行なっていた。そんな中、11歳の時に父親が他界。悲しみを乗り越え、今ではビッグクラブが注目するプロサッカー選手になった。まさに“苦労人”とも言える人生を送っている。