10位:レアルの新エース

 リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の名手たちの各能力を独断で数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する。

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FW:ガレス・ベイル(ウェールズ代表/レアル・マドリー)

 クリスティアーノ・ロナウドが去ったレアル・マドリーの新エースとして期待されるFW。果敢な仕掛けと強靭なフィジカルを武器に相手DFを無力化でき、味方のサポートがなくとも一人で局面を打開してしまう恐ろしい選手だ。2014年4月に行われたスペイン国王杯決勝、対バルセロナ戦でDFマルク・バルトラをスピードで振り切り、得点を奪ったシーンは世界を驚愕させ、今もなおベイルの印象的なゴールシーンとして度々取り上げられている。同試合から4年ほどの月日は流れているが、今もなお世界でトップクラスの俊足を誇っている。

9位:英代表のニュー・スピードスター

FW:ラヒーム・スターリング(イングランド代表/マンチェスター・シティ)

 得意のドリブルと圧倒的な加速力を武器に、主に2列目で輝きを放つイングランド代表のアタッカー。身長は170cmと決して大柄ではないが、ドリブルを開始しても落ちぬスピードで相手を置き去りにすることができ、より多くのチャンスをチームにもたらす。カットインからシュートまでの一連の流れは非常に速く、対峙する選手からすれば厄介なのは間違いなし。あとは決定力を向上させたいところだ。

8位:W杯出場ならずも…実力は世界屈指

FW:レロイ・ザネ(ドイツ代表/マンチェスター・シティ)

 マンチェスター・シティで華々しい活躍を果たしたニュースター。キレキレのドリブルと高い決定力はザネが兼ね備える武器であり、スピードも申し分ない。ロシアワールドカップに挑むドイツ代表メンバーに選出されることが濃厚であったが、まさかの落選。しかし、実力は世界トップレベルであり、近い将来ドイツ代表の絶対的存在となっても何ら不思議はない。

7位:今季はトッテナムで主役となるか

FW:ルーカス・モウラ(ブラジル代表/トッテナム)

 パリ・サンジェルマン所属時はネイマールにスタメンの座を奪われ、トッテナム移籍後も出場機会が限られるなど苦しんだ。しかし今季は、兵役免除を懸けてアジア大会に挑んだソン・フンミンの代わりとしてトッテナムでの出場時間を増やし、リーグ戦5試合に出場して3ゴールという成績を残しているなど、輝かしい活躍で主役候補に名乗り出た。ブラジル人らしい高度なテクニックとチャンスを逃さない決定力はモウラのストロングポイント。一瞬でギアを上げ、相手を振り切る加速力も魅力的だ。

6位:爆速ファラオ

FW:モハメド・サラー(エジプト代表/リバプール)

 昨季のプレミアリーグ得点王。驚異的なペースでゴールを量産し、リバプールのチャンピオンズリーグ決勝進出の立役者となるなど、2017/18シーズンのサッカー界を大いに賑わせた選手だ。速攻が売りのリバプールにおいてサラーのスピードは欠かせない。周りを活かすプレーにも定評があり、同選手がボールを持てば確実にチャンスへと結びつけられる。今季もサッカー界をリードする存在となるのだろうか。

5位:次世代のサッカー界をけん引する男

FW:キリアン・エムバペ(フランス代表/パリ・サンジェルマン)

 リオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウドの時代が終わりを迎えれば、次はこの男の時代がやってくるだろう。19歳ながらフランス代表の絶対的存在となり、ロシアワールドカップにも出場した。もちろんピッチに立っただけでなく、本大会で4ゴールという成績を収め、同国の優勝に貢献。大会の最優秀若手選手に堂々と選出された。ロシアワールドカップ・決勝トーナメント1回戦の対アルゼンチン戦でみせた独走ドリブルは世界の人々を驚愕させた。そのスピードを止められるものはそう多くないはずだ。

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4位:C・ロナウドの後継者?

FW:ジェルソン・マルティンス(ポルトガル代表/アトレティコ・マドリー)

 クリスティアーノ・ロナウドの系譜を継ぐ23歳。サポーターによる「選手襲撃事件」発生後に契約解除を求めスポルティングCPを退団し、フリーでのアトレティコ・マドリー加入となった。スピードはもちろんのこと、鋭いドリブルと抜群の攻撃センスが最大の特長であり、A・マドリーからすればこれほどの実力を持った選手をフリーで獲得できたことは大きい。出場機会はあまり多くないが、高いプレー強度を誇る同クラブにおいて今後、マルティンスが輝く可能性は高い。

3位:リバプールの新10番

FW:サディオ・マネ(セネガル代表/リバプール)

 今季からリバプールの10番を背負う男。ロシアワールドカップでは日本とも対戦し、そのレベルの高さで西野ジャパンを苦しめた。スピードは特筆すべきスキルの一つであり、競争になってしまえばマネに走り勝つことは限りなく難しい。今季はここまでリーグ戦5試合に出場し4ゴールを挙げるなど得点力の向上も光る。守備にも非常に献身的で、悲願のリーグ優勝を狙うリバプールにとっては絶対に失いたくない存在だ。

2位:アーセナル不動のSB

DF:エクトル・ベジェリン(スペイン代表/アーセナル)

 まだ23歳ながらアーセナルでは不動の地位を築くSB。果敢な攻撃参加と90分間落ちない豊富なスタミナを武器にサイドを活性化できる選手だ。今季よりアーセナルを率いるウナイ・エメリ監督はサイドの選手の役割を非常に重視している。そのため今季のベジェリンは、アーセナルにおいて今まで以上に重要な存在となるだろう。スペイン代表ではダニエル・カルバハルの牙城を崩すことができず、ロシアワールドカップ出場はならなかったが、バルセロナが獲得を望むなどその実力は世界でも屈指のものがある。

1位:香川とも共闘したアフリカ最強の俊足王

FW:ピエール=エメリク・オーバメヤン(ガボン代表/アーセナル)

 ボルシア・ドルトムント時代には、香川真司とともにプレーし、2016/17シーズンにはブンデスリーガ得点王に輝いたオーバメヤン。陸上選手とも堂々と張り合えるほどのスピードは、もはや異次元。一度加速されれば、止めるのは非常に困難だ。それに加え得点力も高いとなると、DFからすれば一体どうやって抑えればいいのだろうと頭を抱えるはず。サッカー界のスピード分野においてオーバメヤンの右に出る者はいない。俊足王は、同選手で間違いないだろう。