カタールワールドカップ・アジア2次予選グループリーグH組第3節、北朝鮮代表対韓国代表の試合が15日に金日成スタジアムで開催され、0-0の引き分けに終わった。試合は異様な光景の中で行われたと、15日に韓国紙『朝鮮日報』が報じている。

 国際サッカー連盟(FIFA)主催大会としては異例となる韓国国内でサッカー中継なし。韓国代表のファンやテレビ関係者、取材陣はスタジアムに入場することが許されず、韓国から中国を経由して選手たちは北朝鮮入りしている。当初、北朝鮮の大応援団が5万人収容のスタジアムを埋め尽くすと考えられていたが、どちらのチームのファンもいない無観客試合となっていた。

 そして、韓国代表のユニフォームがアメリカブランドである関係で、対北制裁のためユニフォーム交換禁止に。また、同紙によると、試合内容の伝達方法も厳しい管理体制の中で行われることになったようだ。

 まず、スタジアム内にいるAFC(アジアサッカー連盟)の関係者が携帯電話のメッセンジャーを使って、マレーシア・クアラルンプールにあるAFC本部に通知し、その情報をAFC本部から大韓サッカー協会に送り、大韓サッカー協会がSNSを通じてファンに試合経過を報告するというリレー形式で情報伝達が行われたという。なお、試合映像に関しては、北朝鮮側が確認した上で後日、録画映像が韓国側に送られる見通しとなっている。