新型コロナウイルスの影響による中断からの再開を目指しているイングランド・プレミアリーグでは、再開後の試合を中立地ではなくホームスタジアムで開催できるようにするため各種の方策を試みているようだ。

 プレミアリーグ再開に向けては、国内8ヶ所から10ヶ所の中立地で今季の残りの試合を開催する形が提案されていた。だが11日に行われた全クラブのオンライン会議では、ほぼ全てのクラブが中立地開催に反対する姿勢を示したようだ。

 中立地開催が提案されていた大きな理由のひとつは、各チームの本拠地で試合を開催したとすれば、無観客試合であってもスタジアム外に地元サポーターが集まってしまう可能性があること。特に首位を独走するリバプールの優勝が決定した際に大勢のファンが繰り出すことなどが懸念されている。

 英『スカイ・スポーツ』によれば、いくつかのクラブはホームでの試合開催を実現するため現地の警察当局と協議を行う見通しだという。『デイリー・メール』では、ファンをスタジアムに近づけさせないための警官隊増員のコストをクラブが負担するのであればホーム開催が可能になるとも伝えている。

 一方、クラブは外出制限や社会的距離に違反したサポーターに対して厳しく対処することも検討しているという。試合時にスタジアム周辺で身元が特定されたサポーターに対しては数年間などの長期のスタジアム入場禁止処分を下す可能性もあると見込まれている。