ハーフウェイライン付近からの超ロングゴールといえば、デイビッド・ベッカムやウェイン・ルーニー、シャビ・アロンソなど語り継がれる伝説的なシュートがいくつか頭に浮かぶ。22年前の試合でバルセロナのブラジル代表FWリバウドが決めた一撃も、美しさや正確性などの点でそういったゴールに並ぶ芸術品のひとつだった。

 デポルティボからの移籍1年目でさっそく期待通りの活躍をみせ、リーガエスパニョーラ優勝とコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)優勝の国内2冠に大きく貢献したリバウド。リーガでは得点ランキング2位の19ゴールを叩き出した。

 その最後の19点目のゴールとなったのが、1998年5月10日に行われた第37節、アウェイでのアトレティコ・マドリード戦で決めた先制点。中盤でボールを持ったリバウドはゴール前を離れたGKフランシスコ・モリーナの位置を見逃さず、ちょうどハーフウェイライン上から綺麗な弧を描くシュートで頭上を抜いてみせた。

 試合自体はアトレティコに逆転を許して2-5で大敗したが、すでに優勝を決めていたバルサにとってはいずれにしても消化試合。チームに何ももたらすことはないゴールではあったが、技術的には間違いなく歴史に残る1点となった。