GK

 EUROやコパ・アメリカ、東京五輪とビッグイベント目白押しの2020年が幕を開けた。令和元年となった2019年、サッカー界では多士済々のタレントたちがまばゆい輝きを放った。今回、フットボールチャンネル編集部では2019年を彩った11人の名手を、アフリカ国籍の選手限定でピックアップ。一体、誰が名を連ねたのだろうか。※2020年1月4日のものを再掲

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アンドレ・オナナ(カメルーン代表/アヤックス)
生年月日:1996年4月2日(23歳)
今季リーグ戦成績:18試合出場/16失点 ※1月3日現在

 長い手足と驚異的な反応速度を誇るダイナミックなセーブのみならず、ビルドアップの技術もワールドクラス。昨季はアヤックスのチャンピオンズリーグ準決勝進出に大きく貢献した。カメルーン代表として参戦した夏のアフリカネーションズカップではベスト16に終わったが、今季もアヤックスで1試合1失点以下に抑える安定した活躍を披露している。もともとはバルセロナの下部組織で育った経歴の持ち主で、将来的な古巣復帰の噂もまことしやかに囁かれるようになってきた。

DF

ヌサイル・マズラウィ(モロッコ代表/アヤックス)
生年月日:1997年11月14日(22歳)
今季リーグ戦成績:11試合出場/0得点 ※1月3日現在

 昨季のアヤックスで最も大きな成長を遂げた1人。超攻撃な姿勢を貫く右サイドバックで、同胞のハキム・ジイェフと築く縦の関係は準決勝進出を果たしたチャンピオンズリーグの舞台でも猛威を振るった。中盤もこなせるテクニックと視野の広さを兼ね備え、現代的なサイドバックの象徴として近い将来ワールドクラスへと上り詰める巨大なポテンシャルを秘めている。

ジョエル・マティプ(元カメルーン代表/リバプール)
生年月日:1991年8月8日(28歳)
今季リーグ戦成績:7試合出場/0得点 ※1月3日現在

 フィルジル・ファン・ダイクとの鉄壁コンビでリバプールのチャンピオンズリーグ優勝に貢献した。現在も離脱中で依然として負傷の多さは目につくが、出場すればディフェンスラインの落ち着きと安定感は格段に増す。若い頃に比べてプレーの波がなくなり、2m近い長身で競り合う空中戦はほぼ敵なし、地上戦でも主導権を握れる総合力の高いセンターバックになった。

カリドゥ・クリバリ(セネガル代表/ナポリ)
生年月日:1991年6月20日(28歳)
今季リーグ戦成績:14試合出場/0得点 ※1月3日現在

 強靭なフィジカルはもちろんのこと、テクニック、スピード、インテリジェンスをフル装備した世界最高峰のセンターバック。移籍市場が開くたびにメガクラブ行きが取り沙汰される人気銘柄だが、今季もナポリ残留を決断し、相変わらずのハイパフォーマンスを披露している。

 夏のアフリカネーションズカップではセネガル代表の守備陣をけん引し、大会通算2失点の壁を築きながら決勝進出に大きく貢献した。その2失点は、いずれもグループリーグと決勝で対戦したアルジェリア代表から喫したものだった。

ジェネ(トーゴ代表/ヘタフェ)
生年月日:1991年12月31日(28歳)
今季リーグ戦成績:16試合出場/0得点 ※1月3日現在

 代表レベルでの実績はほぼ皆無に等しいが、クラブレベルでは隠れた人気銘柄へと成長した。堅守を誇るヘタフェ守備陣の柱としてディフェンスラインを統率し、昨季は5位躍進&ヨーロッパリーグ出場権獲得に多大な貢献をした。

 相方が誰かを問わずハイパフォーマンスを約束する安定感が信条。センターバックとしては身長178cmと小柄だが、強靭なフィジカルを活かした空中戦は迫力満点で、スピードもあるためカバーリングの範囲も広い。水際で失点を防ぐ体を張ったブロッキングも職人芸の域だ。

MF

イドリッサ・ゲイエ(セネガル代表/パリ・サンジェルマン)
生年月日:1989年9月26日(30歳)
今季リーグ戦成績:11試合出場/1得点 ※1月3日現在

 エバートンでの際立った活躍が評価され、ユベントスへと去ったアドリアン・ラビオの後釜としてパリ・サンジェルマン移籍を勝ち取った。小柄かつ細身のため一見すると頼りないが、実際はピッチを所狭しを走り回るボールの狩人。セネガル代表としてもアフリカネーションズカップ準優勝に貢献し、30歳にしてキャリアのピークを謳歌している。

イスマエル・ベナセル(アルジェリア代表/ミラン)
生年月日:1997年12月1日(22歳)
今季リーグ戦成績:12試合出場/1得点 ※1月3日現在

 今夏のアフリカネーションズカップでMVPを獲得したアルジェリア代表の新鋭。昨季はセリエB降格となったエンポリの中で年間通して高いパフォーマンスを維持し、ミランへのステップアップを勝ち取った。左利きでパスセンスに優れたレジスタという稀有な特徴を持つだけに真のワールドクラスへと飛躍すればオンリーワンな選手になれるだろう。

ハキム・ジイェフ(モロッコ代表/アヤックス)
生年月日:1993年3月19日(26歳)
今季リーグ戦成績:17試合出場/6得点 ※1月3日現在

 もともと武器にしていた超絶技巧を駆使した芸術的なドリブルやパスセンスはそのままに、より守備でもハードワークできる選手となった。昨季はリーグ戦で16得点17アシストと1人で30得点以上に絡む大車輪の活躍を披露し、チャンピオンズリーグでもアヤックスの準決勝進出に大きく貢献。今季もすでにリーグ戦だけで6得点13アシストと、異次元のパフォーマンスを見せてチームをけん引している。

リヤド・マフレズ(アルジェリア代表/マンチェスター・シティ)
生年月日:1991年2月21日(28歳)
今季リーグ戦成績:17試合出場/5得点 ※1月3日現在

 昨季は移籍1年目のマンチェスター・シティで尻上がりにプレーの質を高めて、自身2度目のプレミアリーグ制覇を達成。シーズン終了後のアフリカネーションズカップでも、アルジェリア代表のエースとして大陸の頂点に立った。ペップ・グアルディオラ監督の求める組織戦術の中でも異次元の突破力は健在で、20代後半になっても成長を続けている。

FW

モハメド・サラー(エジプト代表/リバプール)
生年月日:1992年6月15日(27歳)
今季リーグ戦成績:17試合出場/10得点 ※1月3日現在

 言わずと知れたエジプト代表の大エースにして、リバプールの稼ぎ頭。昨季はチャンピオンズリーグ制覇の立役者となっただけでなく、プレミアリーグでは2年連続得点王に輝いて真のワールドクラスの仲間入りを果たした。爆発的なスピードを止めるのは容易くなく、今季もハイペースでゴールを量産している。

サディオ・マネ(セネガル代表/リバプール)
生年月日:1992年4月10日(27歳)
今季リーグ戦成績:19試合出場/11得点 ※1月3日現在

 昨季はサラーとの両翼でプレミアリーグ得点王を勝ち取った。リバプールの破壊的な攻撃力を支える快足ウィングは得点力が覚醒し、守備でもハードワークを厭わない姿勢でもはや止める術が見当たらない。勤勉で努力を怠らず、良い意味でスーパースターらしくない人格の持ち主でもある。怪我にも強く、年間を通して安定したハイパフォーマンスが期待できる点でも極めて優れている。

フォーメーション

▽GK
アンドレ・オナナ(カメルーン代表/アヤックス)

▽DF
ヌサイル・マズラウィ(モロッコ代表/アヤックス)
ジョエル・マティプ(元カメルーン代表/リバプール)
カリドゥ・クリバリ(セネガル代表/ナポリ)
ジェネ(トーゴ代表/ヘタフェ)

▽MF
イドリッサ・ゲイエ(セネガル代表/パリ・サンジェルマン)
イスマエル・ベナセル(アルジェリア代表/ミラン)
ハキム・ジイェフ(モロッコ代表/アヤックス)
リヤド・マフレズ(アルジェリア代表/マンチェスター・シティ)

▽FW
モハメド・サラー(エジプト代表/リバプール)
サディオ・マネ(セネガル代表/リバプール)