リーガエスパニョーラ第28節のマジョルカ対バルセロナ戦が現地時間13日に行われ、アウェイのバルサが4-0で勝利を収めた。この試合で、マジョルカのMF久保建英とバルサのFWアンス・ファティの再会が実現したことに注目が集まっている。

 久保とアンス・ファティはともにバルサの下部組織出身であり、チームメートとして活躍して将来を有望視されていた。久保はバルサを離れることを余儀なくされたが、宿敵レアル・マドリードへの移籍を経てマジョルカで今季リーガデビュー。アンス・ファティもバルサのトップチームにデビューしてセンセーションを巻き起こした。

 12月にバルサのホームで両チームが対戦した際にも2人の再会が注目されていたが、アンス・ファティの負傷欠場により実現せず。だが新型コロナウイルスによるリーグ中断を挟んでの再開初戦でその時がやってきた。

 マジョルカ戦にベンチ入りしたアンス・ファティは出場することはなく、フル出場した久保との試合での対決は再びお預けとなった。だが試合前には両者がピッチ上で再会し、マスク姿で社会的距離を確保しながらもスマートフォンで一緒に自撮り写真を撮影する様子がみられた。

 両者の再会にはスペイン内外の多くのメディアから注目が集まった。カタルーニャ『CCMA』は「ラ・マシア(バルサ下部組織)の2人のタレントが敵として再会」と題した記事を掲載。下部組織時代の活躍も振り返りつつ、久保とアンス・ファティは「最大のライバルに、もしかしたらいつかチームメートになるかもしれない。どちらもまだ20歳にもなっておらず、これから長いキャリアがある」と将来への見通しを示している。

 他にも『ムンド・デポルティーボ』や英紙『ザ・サン』、『ESPN FC』公式ツイッターなど多くのメディアが2人の再会を取り上げた。バルサ下部組織時代に一緒に写っていた写真も掲載しつつ、数年間を経てトップリーグでも高く評価される若手選手に成長してきた2人の物語を伝えている。